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#33 黒崎一勇 ページ9

黒崎一勇
その言葉に俺は目を見開く
まさかとは思った
だがそうだとは信じたくなかった
彼が俺の弟である黒崎一勇であることを

「あぁ!?あの時の!!」

思い出したのか
阿散井苺花が一勇に指を指す
ちなみに指していない左手にはまだクレープが
まだ食ってなかったのかよ

「苺花ちゃん!どうしたの?」

さっきのとは打って変わって
にぱっと笑みを見せ元の姿…人間の姿へと戻った
……なんというか
兄である俺でさえも圧迫される
俺は霊術院に入るまで
死神の力なんてなかった
ただ霊力が強いだけだった
でも幼い頃から死神化できる
一勇は予想にもしなかった
…まだ一勇にさえも届かない
俺は……未熟なんだと感じてしまう
無意識に手に力を込めていた

「苺花ちゃん、隣にいる人は?」

一勇が俺を尋ねてきた
…霊圧でわからないのか…?

「えっあんた、わからないの?こいつ黒…むが」

俺の名前を言おうとする阿散井苺花の口を塞いだ
余計なことはしないで欲しい

「…?」

「……俺のことなんてどうだっていいだろ」

目をそらしそういう
声も若干変える
声はもう父と同じ声になったからだ
多少は違うが
だからバレやすい
でも…どうせ最後にはバレる
それでも最後のあがきとして
やらせてほしい

「で、でも」

そう、一勇が言いかけた瞬間

「一勇!こんなところでなにをしてんだ?」

一勇の後ろには…………

「お父さん!!」

一番会いたくなかった俺の父親
黒崎一護が立っていた

#34 親父→←#32 アイツ



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ルル - 新しい感じのやつだと思います。殆どが原作を改変している話が多いので、ちょっと新鮮で面白かったです (2019年6月2日 1時) (レス) id: 8fad14733d (このIDを非表示/違反報告)
ラハル - すごく面白かったです!これからも頑張ってください。続き楽しみにしています! (2017年1月31日 10時) (レス) id: a67c8f74a0 (このIDを非表示/違反報告)
りゅー - 続きが見たいです! (2016年12月14日 23時) (レス) id: 8e76876a71 (このIDを非表示/違反報告)
リズ - 続きが楽しみです! (2016年11月14日 17時) (レス) id: 9929c522bf (このIDを非表示/違反報告)
リズ - 更新がんばってください! (2016年10月7日 17時) (レス) id: 9929c522bf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:彼方 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2016年9月13日 8時

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