私はもう必要ないんだ-バッドエンド-

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弥衣の葬式当日

弥衣の家族は全員来ていた

葬式が終わって、俺は美和さんと話していた

美和「和成くん。ありがとう。弥衣ね、私に話す時はいつもあなたの話だったの」

高「おれの？」

美和「えぇ。こんなこと言っていいのかな…恋バナ。弥衣とたくさんしたわ。もちろん、あなたの事。あの子、本当に和成くんが大好きだったのね」

美和さんの言葉で俺はまた泣きそうになった

美和「そう言えば、高校に入った時も一番にあなたの事を話していたわ。フレンドリーな子と友達になった…って。とても嬉しそうに話してた」

高「…俺も、弥衣とたくさん話しました。もちろん、美和さんの事も。

入学して…『自慢の家族』って言う題で一人ずつ発表することになったんです。その時、弥衣の美和さんの事を話す姿は、生き生きしてて、本当に楽しそうだった」

俺がそう話すと美和さんは目に涙を浮かべていた

高「美和さんの結婚式の時、弥衣はたくさん雑誌を並べてて…全部、式場の内装に関するものばかりでした。

弥衣は楽しそうに『俺のお母さんはね、すっごく綺麗なんだよ！だから、お母さんに合うものを選ばないとね♪』って言ってたんです。何も聞いてないのに…

その時、俺は思ったんです。『この子はお母さんが大好きなんだ』って」

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