私はもう必要ないんだ-バッドエンド-

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弥衣の葬式は明後日に行われる

場所は…学校

アイツは結構男子からも女子からも好かれてたから

先生からの評価も良かった

その日、俺たちは朝まで病院にいた

次の日は皆、学校や仕事を休んだ

先生に事情を説明するとすぐに理解してくれた

弥衣が死んでから心にポッカリ穴があいた

学校や仕事を休んで、俺たちは弥衣の日記帳を見ていた

日記帳は5冊あって、小学校の時から書いていた

＆月◇日
今日、家に新しく家族ができた
私の弟、名前は弥
これから、とても楽しみだ

〇月＃日
今日、お父さんが死んだ。
たくさん泣いた、でも、涙は止まらなかった
お母さんも泣いてた

◎月£日
高校で友達ができた
”高尾和成“って言ってた
明るくてフレンドリーで…一緒にいると楽しかった
明日からの学校生活が期待できそうだ

☆月∞日
今日、家に新しく家族ができた
絵麻さんって言うらしい
どんな人なのか気になるな

＠月△日
今日から合宿だ
人生初の合宿、とても楽しみだ

たくさん、たくさん、弥衣との思い出が出てきた

一生分泣いたはずの涙がまた溢れてきた

ふと、宮地さんが俺に手渡してきた

弥衣の5冊目、つまり、最後の日記帳だ

俺の家に来る前に書かれたもの

●月★日
明日は和成の家に行く
どこの家も本当に暖かくて楽しくて…
私に、俺に、居場所をくれる
好きな人の家、とても緊張する
ねぇ、和成。いつかあなたに、この気持ちを伝えることができたらいいな…

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