私はもう必要ないんだ-バッドエンド-

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高尾「なぁ、弥衣。なんでそんな嘘…」

弥衣『聞こえてなかったの、和成？全部、俺の本心だよ！俺が、お前らに嘘をつく理由なんてないだろ？』

高尾「嘘をつく理由？そんなの、自分の本心を知られないようにするため。それで十分だ！」

弥衣『そんなの、和成の想像でしかない…』

なら、なんで…

高尾「なんでそんなに傷ついた顔してんだよ。本当に嫌いなら、そんな顔しないだろ…？」

弥衣『…演技だって思わないの？そんなことも分かんないの？』

高尾「弥衣は、そんなこと言うやつじゃない！復讐なんて、考えるやつじゃない！」

弥衣『やめて、やめてよ…！俺の考えを否定しないで！俺がずっと、ずっと感じて、思ってきたことを…何も知らないクセに！』

今までよりもずっと傷ついた顔をして言う弥衣

高尾「分かるわけないだろ！お前が何を思ってるのかなんて…でも、知りたいんだよ！」

俺は、お前の本心が知りたいんだよ

知らないから知りたい

そう思うことは駄目なのか？

弥衣『知らなくていい！知ってもらいたいとも思わない！』

高尾「弥衣…」

弥衣『助けなんていらない！俺の復讐に、助けなんていらないんだよ！部外者は引っ込んでて！』

高尾「っ…！」

弥衣は俺を睨みそう言った

俺は弥衣に部外者と言われたことと、弥衣の目が本気で怒っていることに怯んだ

高尾「本気、なのか…？」

弥衣『さっきからずっと、そう言ってるよね…？お前ら全員、地獄に落とす覚悟で行くから…』

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