倉持洋一の彼女4 (ページ1)

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藍子「今戻りました」

倉持「おー、おかえり」

御幸「話は終わったか？」

奏良「っ…うん…」

あー、やっぱりそうなるか…

一くんが奏良に声をかけたと同時に奏良は顔を赤くして私の後ろに隠れた

どう接していいか分からなくなるんだよね

御幸「…」

…一くん、そんなムスッとした顔をしないでください

倉持「谷津重？どうかしたのか？」

奏良「…どうも、しない…」

どうもしないんだったら私の後ろに隠れないでください

一くんの顔がどんどん険しくなってるんです

御幸「奏良…俺とも話そうか」

奏良「っ！いや、あの…何？」

御幸「んー？まだ秘密」

あの、なんでもいいんですけど、私を挟んで会話しないでくれません？

どうしたらいいんですか、この状態

倉持「藍子、ちょっと来い」

おぉ、ナイス洋くん

藍子「あ、外行きますか？」

奏良「え、ちょっ…」

倉持「そうだな。御幸、俺らちょっと出るわ」

御幸「おー、よろしく」

奏良「っわ！まっ、一也、離し…！」

あーあー、奏良、一くんに捕まったか

これはどう足掻いても助けられない

まぁ、いいことですよね

倉持「御幸、ちゃんといい感じになっとけよ」

外に出る時、洋くんが一くんにボソッと言ったのを私は聞き逃さなかった

そして、一くんが悪い顔して笑ってるのも見てしまった

藍子「奏良、頑張れ…」