倉持洋一の彼女3 (ページ18)

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藍子「さて、修北打線はどの球に的を絞るんでしょうか…」

奏良「私だったらストレートかフォーク」

即答…ていうか、すごくワクワクしてませんか？

藍子「奏良、楽しそうですね」

奏良「そう？でも、１回でいいから打ってみたいかな。あの自信満々な顔を歪ませたい」

根に持ってるな…

でも、どうすることも出来ないですね

これは鳴くんが悪い

倉持「修北もストレートに的を絞るだろうな」

藍子「ですよね…」

鳴くんのことだからまだ何かある気がするんですよね

なんて思っていると…

「ストライーク！バッターアウト！」

藍子「!!」

これはみんな驚いている

奏良「…っ！チェンジアップ…」

伊佐敷「タダでさえ威力のあるまっすぐに…縦と横の変化球。その上緩急かよ」

藍子「これは…シャレになりませんよ」

ここまで進化してるとは…

奏良「あの自信満々な顔…腹立つ…何？威嚇のつもりだったわけ？」

藍子「奏良…？」

奏良「こっちの打線があれで怖気付くわけないでしょ」

藍子「ﾌﾌｯそうですね」

鳴くん、逆効果だったみたいですよ

さらに火がついたみたいです

丹波「御幸、アップに行くぞ…」

御幸「えっ…？」

丹波「ブルペンでボールの状態を見ておいた方がいいだろ？」

お、いい感じなのでは？

丹波さんから一くんに歩み寄ってるってことはいい傾向ってことですよね

丹波「お前がリードしやすいようにな。奏良、お前も来てくれ」

奏良「あ、はい！」