倉持洋一の彼女2 (ページ5)

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「おーい。次の授業、片岡先生の国語じゃなくなったぞ！急遽体育だ！早く着替えろよー」

藍子「体育…ですか」

体操服持ってないんですが…

谷津重「体操服持ってないんだけど…亮ちゃん貸して」

亮介「いいけど、俺のじゃ大きいんじゃない？」

谷津重「なんでもいい。貸して」

亮介「分かった、持ってくるから待ってて」

奏良は亮さんに借りるんですね

私はどうしようか

藍子「寮まで取りに行く時間ありますかね？」

谷津重「いや、無理だと思うけど」

やっぱりダメか

倉持「藍子、体操服持ってないんなら俺の貸してやるよ」

藍子「え、でも、洋くんはどうするんですか？」

同じクラスなのに私に貸したらダメだと思うのですが？

倉持「俺は予備持ってるからいいんだよ。気にすんな」

そうか、私も予備をロッカーに入れておけばいいのか

なるほど、いいことを聞いた

藍子「ありがとうございます。では、お借りします。あ、洗って返すので心配しないで下さいね」

倉持「じゃあ俺も取ってくるから待ってろよ。すぐ帰って来るからな！」

藍子「お気をつけて」

走って階段から落ちたら大変ですからね

倉持(藍子が他のヤツの体操服着てるのなんか見たくねぇだけなんだよな。アイツ、気づいてないだろうな)

御幸(どうせ倉持は藍子に他のヤツの体操服を着てほしくないだけだろうな。というか…)

御幸「体育、野球ならいいんだけどな」