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御幸「桐生のエース、館広美か…回が進む事に球威が増してるな。ありゃ相当いいピッチャーだぞ…」
一くんが言うなら相当なんだろうな
いいなぁ
私もバッターボックスに立ちたいな
御幸「おい降谷。ボールが投げられない間、ずっと指に挟んでろって言ったよな。ぶっつけ本番だがあれ投げて見ろ」
降谷「……」
御幸「コラコラ…」
ボールを指に…?
まさか、フォーク?
館「フォアボールだけは勘弁しろよ、一年坊主」
うわぁ、すごい怖いニヤけ顔!
楽しそうだな
混ざりたい←
降谷「!」
どうしたんだろ、降谷くん
ポイッ!
館「う、えぇ?」
まさかのスローボールか
相手の人もびっくりしてるし
パシッ
「ストライク!」
館「おいおい…いくらストライクが入らへんから言うてスローボールはないやろ…」
御幸「どうせツーストライクまでは振って来ませんから」
お、次は打つつもりかな
…ストレート?
「なんだ、今の球…」
「ストレートが沈んだ…?」
藍子「一くんが、反らした?」
谷津重「一也が反らしたところ、今まで見たことない…」
藍子「私もです…」
どんな球なんだろう…
御幸「は、はははは!」
部長「ま、まさか御幸のヤツ、ぶっつけ本番で変化球を投げさせたんですか?」
片岡「多分そうだろう。御幸が取れないくらいだからな」
部長「むちゃくちゃだ!何考えてるんだ、アイツ!」
本当に、一くんらしいな
藍子「流れ、変わりましたね」
クリス「あぁ!」
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作者名:菜々子 | 作成日時:2019年6月20日 15時