倉持洋一の彼女2

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御幸「三振を取るだけが投手の仕事じゃない。お前はもっとバックを信じて投げればいいんだよ。それだけだ」

降谷「……」

御幸「これからはちゃんと俺のミットを見ろよ」

降谷(信頼…)

チームメイトを…バックを信じることが分かってきたかな？

沢村「おい降谷！こら！起きてるか？返事しろよてめぇ！あぁ？どうしたもう限界か？

変わるのか！代わりてぇのか！」

クリス「少し黙ってろ、沢村」

藍子「もう少し静かにしてましょう？」

沢村「はっ！クリス先輩！藍子先輩！」

まぁ、人に声をかけるのは悪いことじゃないけどね

沢村くんの場合はエールじゃなくてただうるさくなってるんだよ

御幸(面白くなってきやがった。ここからが本当のプレイボールだな)

降谷(そうだ。ただあのミットだけを信じて投げればいい…)

そう、捕手のミットが信じられない投手はいいピッチングなんてできない

投手に信じられないのは捕手にとっても悲しいことだから

御幸「センター！」

伊佐敷「しゃおらぁ！」

「タッチアップ、行けるぞ！」

パシッ！

「GO！」

伊佐敷「死ねオラァ！」

相変わらず、純さんの投げる球はすごいな

「アウト！」

沢村「うぉおお！伊佐敷先輩！ただのガラの悪い兄ちゃんじゃねぇ！」

藍子「あっは…ははっ！」

ガラの悪い兄ちゃんか…

沢村くん、上手いこと言うなぁ

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