倉持洋一の彼女2 (ページ32)

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藍子「洋くん、ぬくい…」

ちょうどいい感じの温かさ

亮介「藍子、満更でもない顔しないの。幸せそうな顔しちゃってさ」

藍子「んー？」

倉持「藍子って低体温だからめちゃくちゃひんやりしてるんすよ」

藍子「私、寒がりなので…暖かいのは全然大丈夫なんですよ」

亮介「へぇー、じゃあたまに倉持から藍子借りようかな」

倉持「え?!」

にしても本当に暖かいな…

御幸「倉持、お前の番だぞ。打ってこい」

倉持「マジか」

洋くんが離れると暖かさが消えていった

亮介「藍子、何面白くなさそうな顔してるの」

藍子「してません。温くなくなったなって思っただけです」

なぜか人肌が恋しい

でも、こんな時にまでわがままは言えませんし

藍子「洋くん、思いっきり盗塁して来て下さいね」

倉持「ヒャハハ！任せとけって！」

あ、桐生の投手…

倉持(うわぁ、目付き悪いな、この人)

怖っ！

いや、個性強そうだな…

倉持「ヒャハハ！好球質だ！」

倉持(うっ！重っ！)

藍子「！あれ、球がかなり重いんだ…」

クリス「やっぱり分かるか、藍子」

藍子「疲れもあると思いますけど、バットに当たった時の音が重そうでした」

さすが大阪代表

強いな

「アウトー！」

私もあの球打ってみたいな…

「サード正面がギリギリ…」

「なんやアイツ？どんな足しとんねん！」

洋くんの足の速さはかなりのものですからね

びっくりするのも無理ないか