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私はRa*bitsの楽屋に行った後、軽音部に来ていた
別に軽音部の活動日ではない
バンッ
零「おぉ、彩芽。来ると思ってたぞ。その顔は何かあったんじゃろ?どうした?」
あぁ、私はまたこの人の優しさに頼ってしまう
彩芽”零、さん“
話せない口を開いて口パクでそう呼んだ
Ra*bitsの前では泣かなかったのに、零さんの前だとどうしても涙腺が緩くなってしまう
零「くっくっくっ。おぬしは本当に昔と変わらんのう♪
他人のために泣けるいい子じゃ。優し過ぎる。もう少し頼ることをしてもよいのじゃぞ」
零さんだって変わらない
私が泣いてる時はいつも抱き締めてくれた
泣き止むまで側にいてくれた
話せないのに話そうとする私の口パクを理解してくれた
零さんにはスケッチブックを使わなくても会話ができる
それがどれだけ嬉しかったことか
零「何があったのじゃ?」
彩芽”Ra*bitsの演目の時、観客がいなくなったんです
生徒会の、紅月の演目が終わったとたん皆いなくなった…
Ra*bitsの子が私に言ったんです。『ごめんなさい』『いい結果が出せなかった』って
悔しい…努力した子が泣くなんておかしい
あんな結果、あっていいわけない…!“
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水無月のぞみ - しののんの名字は『紫之』です。 (2022年5月17日 12時) (レス) id: 90a3a483bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:菜々子 | 作成日時:2017年9月4日 1時