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鳴side
カルロス「なぁ、なんで秋保と御幸って別れたんだ?」
鳴「教えないけど?」
カルロス「いいじゃねぇかよ」
鳴「無理」
カルロス「はぁ?秋保のことになると口堅いのな」
鳴「悪い?」
カルロス「そんなに好きなのかよ」
鳴「はっ!?」
カルロス「だから、秋保のこと、そんなに好きなのかって」
鳴「そんなわけないじゃん…!」
カルロス「いや、丸わかりだけど。多分秋保も気づいてるし」
…そう。
Aも気付いてた。
俺ってわかりやすいのかな?
鳴「でも、Aと一也の話は教えないからね」
カルロス「じゃあ真鈴に聞いてもらうからいいわー」
鳴「そんな興味本位なんて許さないんだけど」
カルロス「いいじゃん」
鳴「は?A泣かせたら許さないからね」
カルロス「いやいや、何で俺が泣かせるって…」
俺が睨むと、少し驚いたカルロはどこかへ行った。
真鈴「成宮、Aって御幸くんと付き合ってたの?」
佐々木が聞いていたようだ。
鳴「えっ…う、うん、そうだけど…Aに俺から聞いたって言わないでね!?」
真鈴「言わないけどさ。何で別れたの?Aも御幸くんのこと好きそうだし。」
鳴「…うん。」
佐々木になら、話してもいいかな?
真鈴「いや、やっぱりいいや。Aに聞くね
てかさ、成宮。Aのことその御幸くんにとられる前に手ぇ出しておかないわけ?」
何でこいつまで…
鳴「俺の勝手でしょ。Aが困るから。
それに俺、一也のことを好きなAが好きだったから
悔しいけど、一也には勝てないみたい。
俺の方が好きな自信あるんだけどなぁ、昔から。」
そっか。と言って、
真鈴「じゃ、Aのとこ行くねー」
鳴「…佐々木!」
突然大きな声で呼び止めたので、驚いた顔をする佐々木。
鳴「Aのこと笑顔にしてあげて」
真鈴「はぁ?私じゃなくて御幸くんの役目でしょw」
鳴「そうだね。」
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作者名:ふー | 作成日時:2018年7月25日 7時