その３１ ページ34
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「知ってると思うけどご飯は食べてきた。」
「公安部に寄ってきたからシャワーも浴びてきた」と付け足し部屋の中へ入った。
バーボンというより降谷の私服を着ているということは、
肩にかけた鞄にはバーボンの服が入っているのだろう。
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「わっ！」
わしゃわしゃと首にかけてあったタオルで髪を拭かれる。
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「ちゃんと拭けっていつも言ってるだろ？」
「床が濡れる」と言われてもいつもなら「そこは風邪を引くから拭けよじゃないのかよ」と返す所だが、
何故か今日の私はそれでもご機嫌だった。
時々耳に触れる降谷の手が暖かい。
もっと触れて欲しい、
ずっと触れていたい、
無意識にそう思ってしまう。
その瞬間、両頬に両手を添え上を向かされた。
パサリと髪にあったタオルが床に落ちる。
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「もっと触って欲しい。」
「……え…」
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「…っていう顔してるぞ。」
ニヤリと子供のような顔で言われる。
顔に出ていたのかと顔が赤くなった。
・
何か良い返さなきゃ。
何か否定しなきゃ。
けれど触れて欲しい思いが強すぎて
何を言っても無駄になりそうだった。
どんどん暑くなる顔。
隠したいのに隠せなかった。
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・
「……なんてな。」
降谷がフッと笑いそう言った。
「俺がそう思って欲しかっただけだ。」
「悪かった」と付け足した。
パジャマに着替えるのか私に背を向けて歩き出した。
何故か私から離れて欲しくなかった。
久しぶりに会えた今日はずっと一緒にいたい。
離れるとしても数メートルの距離なのに。
私おかしくなったかな？
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・
・
「…私、高橋に告白されたよ。」
降谷は「は？」という顔をしてこちらを振り向く。
構わず私は続けた。
・
「……比護選手に浮気した。」
訳がわからないという顔をした降谷。
・
「…私降谷がいない間、降谷が嫉妬するようなこと沢山した。」
ーーー今後、お前が今回のように俺に嫉妬させたいだなんてくだらないことで、
他の男と何かするようなら、
次の日、立てないくらいに抱き潰してやるから覚悟しろ。
何故か覚えていたあの言葉。
「だから、明日立てなくなるくらい抱き潰していいよ。」
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ふゆーれい(プロフ) - ヤ るとかの意味調べたら｢おっふ…｣ってなったww←中1女子 (2022年7月27日 18時) (
レス) id: 5fc4c4d6bd (このIDを非表示/違反報告)
恋 - 「その11」でポアロに行ったことないという描写がありましたが、物語冒頭でポアロに行ってませんでしたっけ？ (2021年12月22日 3時) (レス) @page14 id: 9b11383033 (このIDを非表示/違反報告)
シェラ - 失礼します。公安部は警視庁ではなく警察庁ですよ〜 (2021年6月9日 18時) (レス) id: 55904390b6 (このIDを非表示/違反報告)
可愛いい予感 - 頑張れ (2020年1月13日 21時) (レス) id: e81acf9075 (このIDを非表示/違反報告)
壟薇 - クッションにあったソファ投げつけるんですか笑笑 (2019年10月13日 21時) (レス) id: ba5f7bf38b (このIDを非表示/違反報告)
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