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その32 ページ35






rei side











隣でぐっすり眠る俺の彼女の頭を撫でる。












昨夜、コイツの可愛い言葉で理性が切れて、



言葉通り抱き潰した。





2週間ぶりにヤったからか、



涙を流しながら俺に抱きつき続けていた。





とても可愛かった。




昨夜の思い出に浸っていると、危うく勃ちそうになるのを抑える。











今日はポアロのシフトがいつもより早くあるのだ。



寝ているコイツには悪いが今晩も会えると思うので、名残惜しいがベッドから降りた。




昨日のように朝ごはんを作ってやるか。



ベットの近くに落ちていた自分のTシャツを着てキッチンに向かった。




























「安室さん!遅れてすみません!」






カランっと音を立てて入ってくる梓さん。



「大丈夫ですよ」と答えてエプロンをつけた。











開店の準備をしている時に梓さんから問われる。







「ねえ安室さん。



彼女を甘やかしたくなる彼女の行動ってあります?」






「え?どうしたんですか、いきなり。」





昨晩の可愛いアイツを思い出す質問。



仕事をしながら聞き返すと、梓さんは笑顔で答えた。











「昨日蘭さん達に『彼氏に甘やかして欲しい時ってどうするの』って聞いてる方がいて。」




「そうでしたか。」





梓さんにしては珍しい質問だなと思いながら、悩むふりをする。



ここで降谷の意見を出すわけにはいかないので無難に「人によると思いますよ」と返す。





「そうですよねー。」と困ったように言った。








「蘭さん達に質問していた方がいつもより元気がないように見えたから心配で」




「ちなみにその元気がない方はどなたで?」







何気なくそう聞いた。





梓さんも安室透も店に来た人はなるべく覚えるようにしているから、


今度ご来店された時に力になろうと思ったのだ。






まあ、その親切さに惚れられ勘違いされることもあるけれど。












「Aさんって言う美人な方ですよ!」












ゴホッとむせてしまう。




それに気がつかず梓さんは「安室さんも一回会ったことあると思うんですけど」と言い、



「覚えてはいますよ」と引きつった笑顔で返した。












梓さんが見ていない所でため息をつく。





俺の彼女は本当に可愛いらしい。



今日も嫌がっても抱き潰してやる。





そう誓い、その日のポアロはいつもより励んだのだった。




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ふゆーれい(プロフ) - ヤ るとかの意味調べたら「おっふ…」ってなったww←中1女子 (2022年7月27日 18時) (レス) id: 5fc4c4d6bd (このIDを非表示/違反報告)
- 「その11」でポアロに行ったことないという描写がありましたが、物語冒頭でポアロに行ってませんでしたっけ? (2021年12月22日 3時) (レス) @page14 id: 9b11383033 (このIDを非表示/違反報告)
シェラ - 失礼します。公安部は警視庁ではなく警察庁ですよ〜 (2021年6月9日 18時) (レス) id: 55904390b6 (このIDを非表示/違反報告)
可愛いい予感 - 頑張れ (2020年1月13日 21時) (レス) id: e81acf9075 (このIDを非表示/違反報告)
壟薇 - クッションにあったソファ投げつけるんですか笑笑 (2019年10月13日 21時) (レス) id: ba5f7bf38b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:海獅子 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年5月7日 14時

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