その１０ ページ13
・
「…っふるや」
お姫様だっこでベッドまで連れていかれた。
少し乱れた髪の毛に,興奮した目つき。
ああ,早くこの人に抱かれたい。
プチプチとシャツのボタンが外される。
・
・
「………」
ピタッと降谷の手が止まる。
視線は私の胸元。
何かいるのだろうか。
私も目を胸元に向けた。
そこにはあの男につけられたキスマがあった。
・
「……あの男か」
降谷は鋭い目で私を見た。
「…うん」と目を逸らして言うと,降谷の目つきは悪くなった。
「っあ」
降谷は上書きするようにそこに口づけた。
強く吸った。
何度も。
上書きが終わると,降谷は私の口にキスをした。
熱い視線が交わると降谷は眉をひそめ口を開いた。
「……すごいムカつく…あの男。」
・
・
・
翌朝。
ズキズキする腰を抑え,ベットから起き上がる。
近くにあったＴシャツを着る。
起きる気になれなくてそのまま体育座りをする。
昨夜,姫抱きされそのままベッドで抱かれた。
お互い忙しくて久しぶりだった。
いつもよりアイツに余裕がないように見えた。
・
「起きたか」
寝室のドアが開いて,降谷が顔を覗かせた。
昨日のことがフラッシュバックして目が合わせられない。
「……お前が盛られた薬は,数時間で効果が切れるらしいが,
今日は念のため休め。」
「…ん。」
赤い顔を隠すようにそう言うと,降谷は寝室に入ってきた。
彼は私の後頭部を手でおさえキスをした。
「んっ」
「……今日は遅くなるけど帰ってくるから。」
そう言って,寝室を出た。
・
・
・
「(……なに俺らしくないことしてんだろ)」
昨夜の可愛い彼女を思い出して熱くなる顔を抑えながら,
安室透の恰好をして家を出た。
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ふゆーれい(プロフ) - ヤ るとかの意味調べたら｢おっふ…｣ってなったww←中1女子 (2022年7月27日 18時) (
レス) id: 5fc4c4d6bd (このIDを非表示/違反報告)
恋 - 「その11」でポアロに行ったことないという描写がありましたが、物語冒頭でポアロに行ってませんでしたっけ？ (2021年12月22日 3時) (レス) @page14 id: 9b11383033 (このIDを非表示/違反報告)
シェラ - 失礼します。公安部は警視庁ではなく警察庁ですよ〜 (2021年6月9日 18時) (レス) id: 55904390b6 (このIDを非表示/違反報告)
可愛いい予感 - 頑張れ (2020年1月13日 21時) (レス) id: e81acf9075 (このIDを非表示/違反報告)
壟薇 - クッションにあったソファ投げつけるんですか笑笑 (2019年10月13日 21時) (レス) id: ba5f7bf38b (このIDを非表示/違反報告)
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