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「…Aちゃん?」
「…あ、ごめん。」
「…聞いちゃマズかった?」
玉森くんの言葉に我に返る。
私の顔を心配するように見てる。
「…そうじゃないよ!
そもそも彼氏いたら泊めてもらわないよ。」
「…たしかに。そうだよね!」
最後の一口のオムライスを食べて、「んっ、ごちそうさま!」って手を合わせた玉森くん。
本当に美味しそうに、綺麗に完食してくれた。
その笑顔につられて私も微笑む。
「…あ、そうだ!
今回のお礼をしたいんだけど、玉森くんって何か好きなものある?」
「お礼?何の?」
「鍵のことで迷惑かけて、結局泊めてもらっちゃったから。」
「え?そんなこと?
いいのに気にしなくて!」
「でもこういうのはちゃんとしておきたいから」
食べ終わった食器を流し台に持っていく玉森くん。
答えを待つようにその姿を黙って見つめる。
「…料理」
「え?」
「今度またご飯作ってよ!」
意外な答えに拍子抜けする。
料理?そんなことでいいの?
「Aちゃん、誰かに料理作ったことないんでしょ?」
「えっ、あ、うん。
たまに来る友達くらいかな……」
「じゃあ、俺に作ってよ。
そしたらなんか特別感あるし!」
……特別感?
もともと料理は嫌いじゃない。
ただ本当に1人分を作るのが面倒なだけ。
正直、この程度で良ければお安い御用だった。
「うん、いいよ。
そしたら食べたいメニュー考えておいて?」
「やった!楽しみ!」
玉森くんの笑顔ー…
見るたびに胸がキュンと反応する。
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にかみつば(プロフ) - たまたま見つけて読ませてもらってます☺️北山くんが来てなんだか楽しい展開になってきて続き読むのが楽しみです🥰 (6月27日 1時) (レス) @page30 id: a0721de2a5 (このIDを非表示/違反報告)
珠美(プロフ) - りょうこさん» 初めまして!コメントありがとうございます!どうやら私の設定の問題でしたね…ご指摘感謝です!変更したので引き続きよろしくお願い致します(^^) (2021年6月28日 12時) (レス) id: 60f3e03fcf (このIDを非表示/違反報告)
りょうこ(プロフ) - 更新ありがとうございます。いつも楽しく拝読しています!機能のせいなのか、更新されたストーリー番号の横に【NEW】が表示されるといいなーって密かに願ってます。 (2021年6月28日 12時) (レス) id: c2325c836d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:珠美 | 作成日時:2021年6月21日 14時