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羽田発≫≫福岡行き



早朝便はいつも険しい顔したビジネスマンで満席になる。


なのに今日は搭乗中から若い女の子が目立ってて、いつもの福岡便とは雰囲気が違って感じた。





「おはようございます」



………



「ご搭乗ありがとうございます」





お客様をお迎えしながら、手荷物収納のお手伝いや座席の案内をする。





「おはようございます」


「………」





ふと目にした派手めな集団。



黙って乗ってきたけど、格好は誰が見ても目を引くもので、すぐに彼らがキスマイだと気付いた。






「Aさんっ…!」





小声で呼ばれて視線を移すと、キムちゃんがキラキラした視線でキスマイを知らせてくれた。



……あの格好、気付かないわけない。





ほとんどのお客様が乗ってきて、私たちは出発準備に取りかかる。






「っ、Aさん…!見ました!?
めっちゃカッコイイですー!!」





あれ?キスマイ好きじゃないって言ってなかった?



お客様から見えないところでキムちゃんが大興奮して私に詰め寄る。



……やっぱり若いなぁ。





「わかってると思うけど、あくまで普通にね?
周りにもお客様いるから。」



「はい…!目の保養に焼き付けます!」



「………」






キムちゃんのやる気に満ちてる顔。



本当に可愛い。



私にもこんなキラキラしてた時あったのかなぁ……。



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設定タグ:キスマイ , Kis-My-Ft2 , 玉森裕太   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:珠美 | 作成日時:2021年6月18日 8時

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