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「びっくりしました？」
『いや……まぁ、』
ケーキに乗ったプレートには俺の名前が書かれていて、まさかと思いながらもワインを裏面を見ると、1985と印字されていた。
それを見て驚く俺に、「こいつ、Aっていうんですけど、何年も前から北山さんのこと大好きで…」と店長が説明してくれて･･･
「でも、ぶっちゃけ北山さんのファンなんてこの世に五万といますよね？誕生日前夜に寄ったバーに偶然ファンがいたってだけで、そんな驚くことでもないでしょ (笑)」
店長が言ったことは、ほぼ正解だった。
友達と飲みに行った先に自分のファンがいるなんて、ざらにあることだから。
まぁ、そこそこ有名になってからは出来るだけバレないように気を付けてるけど、昔はよく鉢合わせして大変だったんだよなー･･･
『…ってことはさぁ、この子は俺のファンってことだよね？しかも、結構重めの。』
「……この1杯でやめときます？」
『え？なんで？』
「だって北山さん、さっきから微妙な顔してますもん。まだ起きないと思うんで、寝てる間にこっそり帰るのもアリですよけど…」
『……いや、大丈夫。』
「今ならまだ間に合いますよ？」
『いや、マジで大丈夫だって (笑)』
やけに気遣ってくれるけどさ･･･
そうじゃねぇんだよ。
自分のファンがいたからって、やべぇな、帰りてぇな、って思ってるわけじゃなくて。
むしろ、気になって仕方ねぇの。
こんな高そうなケーキとかワインとか用意してさ、忙しいのにわざわざ俺の誕生日に有給取ってまで、お祝いしてくれんの？って。
危機感ねぇな、って自分でも思うけど･･･
どんな子なのか すげぇ気になる。
早く起きねぇかな。
俺のこと見て、どんな反応すんのかな。
･･･って、さっきからそんなことばっか考えて、ワクワクしちゃってるんだけど。
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飲み始めてから30分くらい経った頃、隣で寝ている彼女が ゆっくりと身体を起こした。
「優斗〜……水飲みたい、」
そんな甘えた声を出したかと思えば、
「っ、はぁー…生き返ったぁ……」
って、いい飲みっぷりで水を飲み干す。
緩く後ろで結んだ髪は少し乱れていて、その隙間から横顔が見え隠れするから、なんかすげぇ焦らされてる気分なんですけど？
それでもジッと彼女を見つめてたら、不意に目が合って、ようやく俺に気付いてくれた。
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nanaco(プロフ) - ななこさん» ななこさん、お待たせ致しました ♪本編にはなかったシーンも沢山ありますので、楽しんで頂けたら嬉しいです(*´ω`*) (2020年11月16日 8時) (
レス) id: a7b3edb10a (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - (*´∇｀*)ﾜｱｱｯ! 待ってました！花火と未練シリーズほんっっとに大好きです！！宏光との関係もあの後の裕太との関係もめちゃくちゃずっと気になってます！！これからも更新楽しみにしています♪ (2020年11月13日 22時) (レス) id: 6f285e02f0 (このIDを非表示/違反報告)
nanaco(プロフ) - ソフィアさん» 連打、受け取りました (*｀ﾉω´*)笑 ありがとうございます♪ そして、おめでとうございます(*´艸｀*) (2020年9月26日 21時) (レス) id: a7b3edb10a (このIDを非表示/違反報告)
ソフィア(プロフ) - 無理だけど、お星様連打！！！みっくん、お誕生日おめでとう！！！！！ (2020年9月25日 19時) (レス) id: 06f6b1f19d (このIDを非表示/違反報告)
nanaco(プロフ) - ゆーこさん» ゆーこさん、コメントと嬉しいお言葉をありがとうございます (*´ 艸｀) 夜分遅いですが、無事、完結致しました☆前作はノンリアルでしたが、今回はリアル設定で、みっくんも主人公ちゃんもお客さんにしちゃいました (笑) これからも、宜しくお願い致します ♪ (2020年9月25日 0時) (レス) id: a7b3edb10a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nanaco
| 作成日時：2020年9月24日 20時
