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「あはっ、そっかそっか (笑) 玉は自分からってことがなかったんだったね!」
いやぁ、めでたいな〜って、ニヤニヤと口角を上げながら俺を見てくる。
「…なんかね、ふとした時に考えちゃう。今何してんのかなぁとか、会いたいな、とか、気付いたら そんなことばっか考えてて、」
「うん、そりゃ恋ですわ。」
「恋…」
「玉は、その人がすごく好きなんだね。」
俺が・・・Aさんを・・・・・
「………うん、」
「ん?」
「…好き、かも。」
「んふ、玉可愛い ♪」
・・・そうか、そうゆうことか。
このモヤモヤの正体がようやく分かった。
俺は、Aさんが好きなんだ。
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自覚したはいいものの・・・
ここからどうしたらいいわけ?
好きって、伝える?
・・・・・いきなり?
ていうか俺、告ったことないし!
なんて言うべきかも分かんない!!
「あ、玉森くん。」
「っ、わ、Aさん…」
びっくりした、心臓飛び出るかと思った。
「ふふ、なんか百面相してたよ?大丈夫?もうすぐ時間だけど。」
「あ…うん、なんとか……」
無理だよ、全然大丈夫じゃない・・・
どうしてくれんの、これ。
モヤモヤが晴れたと思ったら、今度はドキドキ、バクバク、心臓がうるさい。
ちょっとキャパオーバーすぎて、色々とついていけないんだけど・・・
バイト中も、ずっと気になる。
だからといって 集中出来ないからミスするってことは全然ないんだけどさ?
・・・なんでこんな緊張すんの。
普通、好きな人相手に緊張ってする?
いや、まず普通が分からないんだ俺は。
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そんなこんなで、休憩時間になった。
平日は17〜22時、休日は13〜20時。
偶然にも、俺とAさんのシフトはほとんど同じだった。
そして今日は土曜日。
17時半を過ぎた頃に、店長に休憩するよう促され 休憩室に入ると、
「あ、お疲れ。」
スマホ片手に、手作りのお弁当を頬張ってるAさんがいた。
「あぁ、うん。お疲れ…」
今日はいつにも増して忙しい。
だから、他のバイトの子も社員さんも 俺ら以外は全員店頭に出ているらしい。
2人きりの空間が、やけに静かに感じる。
カバンから コンビニで買ったおにぎりを取り出したものの・・・
それどころじゃない。
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nanaco(プロフ) - ぴろみんさん» ぴろみんさん、コメントありがとうございます(*ノ∀ノ) ね♪ 焦れったいの最高ですよね〜(*^^*) これからもジレジレしちゃって下さいm(*_ _)m (2020年4月13日 23時) (レス) id: d77fcd2775 (このIDを非表示/違反報告)
ぴろみん(プロフ) - コメント失礼します。両片想いのすれ違い大好きです!(笑)楽しく読ませていただいています^_^ (2020年4月13日 17時) (レス) id: ee206e27b7 (このIDを非表示/違反報告)
nanaco(プロフ) - みちこさん» バーテンみっくん!でもチャラくないの(*ノωノ) また後で更新しに来ます♪ 他メンはあと2人出しますよ( ̄∀ ̄*) (2020年4月11日 19時) (レス) id: d77fcd2775 (このIDを非表示/違反報告)
みちこ(プロフ) - 新作ですかー(^.^)しかもみっくん(//∇//)続きが気になる(^_^)楽しみにしてます(^.^) (2020年4月11日 16時) (レス) id: 95022a0a60 (このIDを非表示/違反報告)
nanaco(プロフ) - もち?太郎さん» あー・・・あれか!でも今は裕太sideだからね、あれは宏光とのやり取りだから(^_^;) (2020年2月8日 6時) (レス) id: d77fcd2775 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nanaco | 作成日時:2020年1月31日 20時