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休み時間、トイレから戻ってくると、





教室に入るなり、




「ホント?やった!」




千賀の声が聞こえた。




谷本と話してたんだ…。




「何が"やった"なの?」




わざと谷本の後ろから、谷本の机に両手をついて 顔を近づけた。




覗き込むように後ろから谷本の様子を伺う。




あれ…?黙り込んじゃった。




「あ、玉だ〜!あのね、谷本さん…じゃなかった、菜々子ちゃんの事、下の名前で呼んでもいいんだって。」






"菜々子ちゃん"




千賀の口から発された、谷本の名前に 得体の知れない感情が モヤモヤと湧き上がる。




「…へぇ。」




谷本は いいよって言ったんだ。




「良かったじゃん。谷本も、千賀の事 健永って呼んでやったら?」




「いやいや、俺はいいよ〜(笑)」




そんな俺の言葉に、谷本が顔を赤くしている事に気付く。




なんだ……そうゆう事?




…谷本は、千賀が好きなんだ。









その日、千賀と寄り道して帰る事にした俺。




家の方向は違うから、学校近くの公園で アイスを食べながら 色々話してたら、




「あのさ玉…?」



「んー?」



「玉は、菜々子ちゃんの事…どう思ってる?」



「谷本?……別に、普通にクラスメイトだけど。」





嘘じゃない。




谷本と俺はただのクラスメイト。




強いて言うなら、谷本、玉森と名前の順で並ぶだけ。



2年間クラスが同じなだけ。



それ以上でもそれ以下でもない。




「そっか…。俺は菜々子ちゃんが好き。同じクラスになって、どんどん好きになってった。」




千賀の気持ちはなんとなく分かってた。




谷本の話になると嬉しそうな顔をしたり、谷本がおはようと言うと 照れたようにおはようと言う。




千賀にとって、谷本はただのクラスメイトじゃなかった。




"特別な女の子"だったんだ。

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設定タグ:玉森裕太 , 千賀健永 , Kis-My-Ft2   
作品ジャンル:恋愛
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このみ - 大人になった裕太 (2020年10月3日 19時) (レス) id: 25b3f023e7 (このIDを非表示/違反報告)
nanacoy1139(プロフ) - 黄色好きさん» 黄色好きさん、素敵なコメントありがとうございます…(^ ^)続編も考えておりますので、また良ければ是非お越し下さいね。 (2019年1月24日 7時) (レス) id: da866a5801 (このIDを非表示/違反報告)
黄色好き - 伝えたい想いは、何時でも伝えられるわけじゃないって事。それなら、今こそだからすぐにでも伝えたいなって。想いはありますよ。またいい話しでした。青春に戻ってみたい。 (2019年1月24日 1時) (レス) id: f0b607ac31 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:nanaco | 作成日時:2019年1月22日 12時

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