隣のクラスの中原くん【文スト】

私はシンデレラ ページ18

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途中、道案内をしながら

結局、家まで送り届けてもらった……










『ごめんね？ありがとう…！
わざわざ家まで送って貰っちゃって。
駅まででも良かったのに……』



中原「駅までじゃ、危ねえだろ？」







……っ、、


紳士すぎる……！！！








『……中原くんって、紳士なんだね。ありがとう！』



中原「……っ、別にそんなんじゃねー」






少しだけ赤くなった顔、

プイと横に逸らす視線……




さっきまであんなにかっこよかったのに…




たまに見え隠れする、こうゆう表情に

どうしてかな、胸がこう、ギューっと苦しくなる









ほんと、ズルいなぁ……。










もう、今日が終わったら

話すことも無くなっちゃうと思うけど






すごく幸せな1日だったな…。

いろいろ、大変だったけど。








『じゃあ、中原くんも気をつけて帰ってね？』



中原「おう。じゃあな」












ヘルメットを被り、バイクに跨った中原くんを

しばらく見送ると私は部屋に戻った











お風呂に浸かりながら

今日の出来事をぼーーっと思い返す









まるで、夢でも見ていたように濃い1日。









でも……連絡先、聞けなかったな……







明日になったら、きっと全部いままで通り










『なんか……魔法の解けたシンデレラみたい……』









シンデレラもこんな気持ちだったのかな〜





幸せだったはずなのに


なんか、ちょっと切ない…





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