隣のクラスの中原くん【文スト】

女たらし ページ14

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太宰「あれ、いつのまにか仲良くなったんだ？」



何故か、わたしの隣の席に移動してきた太宰くんは





先生が配った作文用紙をパラパラとめくりながら

わたしの方を意味深な瞳で見つめた








『……仲良くって言うか、
今日たまたま同じバスに乗ってただけだよ…』



太宰「へぇ〜。それにしても中也は随分、
女の子に優しくなったものだね〜？
彼女の手を握って携帯を隠してあげるなんて」







中也「……あぁ？！うるせぇ。黙ってろ、クソ太宰。
誰彼構わず女子の手握ってる手前には、言われたかねぇよ！」




太宰「ええ〜？私のことをまるで女たらしみたいに言うの
辞めてくれないかい？人聞きの悪い〜」




中也「はっ？どう見ても女たらしだろうが」











ちょ……ちょ、待て。

この2人、私を挟んで喧嘩するの辞めてくれないかな…？






なんで挟まれてるの？

ってか、2人って仲良いって言ってなかったっけ？






すっごい仲悪そうなんですど…！！










『ちょ…ストーップ。2人とも早く反省文書いて帰ろ？』




中原「……チッ。まぁ、そうだな」


太宰「はぁ〜。めんどくさい」












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