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5話 ページ6





ドアを閉めるとその中には、以前探して見つからなかった家具など見覚えのある家具が揃っていた

変わったのは、雰囲気だ


以前は、お父さんのせいでとてもどんよりとした重々しい空気だったけれど、此処は暖かい心地の良い空気・・・とても落ち着けられる

木の香りが部屋中に広がっていて、日当たりの良い森の中に立っているようだ

お姉ちゃんもクンクン周りの空気を嗅いでいた。私が見ていることに気がついたお姉ちゃんはにっこりと微笑んだ



『ナナバ、どう?気に入ったかな?』



ニコニコしてお姉ちゃんが聞いてくる。
それはもちろん


ナナ「うん!とっても!・・・昔を思い出すね」



私がそう言うと、お姉ちゃんは顔を一瞬歪ませた。それを私に気づかせないようにしたかったのかすぐにニコニコ笑顔に戻る



『そうだね。じゃあ、椅子に座って。紅茶入れるから』



お姉ちゃんは私に背を向けてキッチンに入り、紅茶の準備をする。私は椅子に座ろうとした。が、その前にお姉ちゃんのところに行った



ナナ「お姉ちゃん」


『ん〜?何〜、ナナバ〜』


お姉ちゃんは出来上がった紅茶に合いそうなティーカップを出しながら聞く


ナナ「無理、しないでね」



そう言うと、お姉ちゃんはとても驚いた顔をした。


ギュッ



そのあとすぐにお姉ちゃんが私に抱きついてきた


ナナ「お、お姉ちゃん?!何してるの!?」


慌てているとお姉ちゃんはにっこり笑い、


『ナナバに抱きつくと落ち着くね!フフッ!』



それからしばらくの間そのままだった。お姉ちゃんが何かを思い出した顔をして、私を解放する



『ああっ!紅茶ッ!!いっけない!忘れてたあぁぁあ!!』


お姉ちゃんが慌てすぎて部屋中を走り回る・・・何故か


ナナ「・・・お姉ちゃん、たまにドジ。まぁ、可愛いと思うけどさ」


その言葉を聞いたお姉ちゃんが私の前で止まる



『な〜に〜!ナナバ〜!何か企んでるの〜?』


そう言ってお姉ちゃんが私に再び抱きつき、体全体でスリスリし始めた



ナナ「お姉ちゃん〜!!」


『な〜に〜ナナバァ〜嬉しいの〜?』









それから数時間このままだった・・・


 

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たなりの - めちゃくちゃおもしろかったです!続き待ってます! (2019年6月16日 12時) (レス) id: 53fec439c4 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ椿 - 正体不明の人さん» な、なんか…すみません…まぁ、夢小説なので許してください… (2018年7月31日 16時) (レス) id: cdf66ab1c0 (このIDを非表示/違反報告)
正体不明の人 - 怒ると髪色変わるのは人間として可笑しくないですかね…? (2018年7月31日 10時) (レス) id: 48a9418dfb (このIDを非表示/違反報告)
ナナ椿 - ですよね!ナナバさんの姉の設定を見たことが無かったので作りました!第一号ですよ!えっへん! (2017年8月31日 4時) (レス) id: f070b673a1 (このIDを非表示/違反報告)
まさ - ナナバさんの姉の設定が面白いですね!応援しています! (2017年8月31日 3時) (レス) id: f298148943 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ナナ椿 | 作成日時:2017年8月12日 16時

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