ナナバが最期に思ったこと 〜 姉編 〜

15話 ページ17

教官「貴様は何者だ！？」


ゲ「●●●出身、ゲルガーですッ！」


教官「何しに此処に来た！？」



・・・今、通過儀礼ということをしている

・・・そう言えば、私の出身ってどこだったけ？名前くらいしかわからないし、目的もAについてきただけだからな・・・



ナナ「A」((ｺｿｯ


『・・・』


ナナ「・・・Aッ！」((ｺｿｯ


『・・・』



聞こえてない〜！隣なのに！集中力がすごいな・・・私もAみたいに堂々としていればいいのかな？




教官「貴様は何者だ！？」


リーネ「●●●出身、リーネですッ！」




・・・次はAの番・・その次に私の番・・・緊張する

けど、私は此処でAと一緒に戦う！Aと一緒に生き抜いて、強くなる！！お父さんみたいな怖い奴にも屈しない兵士になるんだ！！！





コツッコツッコツッ



教官「・・・」


『・・・』



コツッコツッコツコツッ



教官「・・・」


ナナ「・・・」



コツッコツッコツッコツッコツッ







・・・？





教官「貴様は何者だ！？」


「ハッ！私は・・・」





・・・あれ？スルー・・何も言われなかった・・・・





私達だけは何も言われないまま、通過儀礼は終了した





　

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