【派生作品】きらきらひかる。

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【備考】

少女は書いた
拙い字で、精一杯に、頑張って頑張って
大切な人への手紙を

女の子が戦争に行っている兄を想って書いた手紙
しかしその手紙は当然兄に届くこともなく、母親によってタンスにしまわれていた
ひらがなばかりの拙い字で書かれたもの
そのためか、喋り方も拙く、喋っていてもひらがなのように聞こえる

間延びした声
語尾が大体伸びている

自分自身を馬鹿にされることを何よりも嫌う
いつもは全く機能していないような怒りの感情を思い切り出す
嫌いなことはそれくらいで、ほかに本当に嫌いなものがない
自分を馬鹿にされる=自分を書いた人を馬鹿にしているという気持ちになるのだが、本人には記憶がないためにわからない
別に特別自分が好きというわけでもない

男性でありながら一人称は「うち」
手紙を書いた少女の性別が女で会ったことから

また髪色や肌色などは紙の素材から来ていると思われる
瞳は文字の色

記憶は全くない
しかしそれを気にかけることなどあるはずなく、ぼんやりと過ごしている

自称いい子
少女の手紙に「うちはええこにしとります」と書いてあったことが原因
少女の名前は「はつゑ」であった

また、少女はまだ生きているそう
現在82歳
特に原爆の被害もなく、元気に生きている
彼女は書いた手紙の事など覚えてはいないが、それでも当時色のついた珍しい紙で書いた手紙には、強い強い思いがこもっていた

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