【DIABOLIK LOVERS】上弦の月

月の光を ページ20

ガシャァァァァァン！！


屋敷のなかに響く破壊音




シ「ｸｿｯ……………………」

ドアの方向へ飛ばされたシュウ

ア「シュウ！なにがあった！」

レ「これはっ…………」


アヤト・レイジに続いて他の兄弟たちも音の方へとあつまった



そして皆の見るその先には……
Aとは思えない形相をしたAだった


『………………』



その目は左だけ赤色に染まり口には牙がみえる

こちらを見据え笑っていた



レ「この姿は……」

シ「ああ……銀狼だ」


ス「その種族はもう一人も生き残りはいないんじゃ
！」

ア「おい！銀だかなんだかわからねぇがそれよりあいつをなんとかしねぇと！！」



殺気をこちらに向けたAは今にも
攻撃を仕掛けてきそうな体勢だった





レ「仕方がありませんね……
確か……前に見た本に銀狼について載っていました。彼らは月の光を好み〜月の光を浴びせし銀狼 その邪気を浄化せしめん〜……と」


ア「あ？どういう意味だ！」

ラ「つまり月の光を浴びせればいいんだね」



意味がわかってないアヤトにライトが説明するように答える





ア「ﾁｯ…俺が誘導する！ライトとカナトは屋敷のカーテンすべてを開いて月の光を屋敷中にいれろ！」

ラ「はーい♪」

カ「今日だけは聞いてあげますよ」



ス「月の光を一番受けるあの塔につれてけアヤト！」

ア「ああ！」

『………ヴｩ………』

唸り声をあげながら誘導どおりアヤトについていくA





レ「シュウ……あと後でゆっくり話は聞かせていただきますよ」
シ「………………」

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