第62話 ページ14
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週末だというのに、こんな早朝でもしっかり
お日様は顔を出していた。
眠たさに負けながらも夜多神社を訪れ、巫女さん
の服に着替える。
雅｢大丈夫そうか？｣
貴｢多分｣
巫女服なんて着たことないから何が正解か
分からない
確認のために部屋から出てマサさんに見てもらう。
雅｢お、似合ってるじゃないか｣
どうやら着付けは間違ってなかったらしい。
貴｢眠いです｣
雅｢寝るなよ｣
眠くて動きが遅い私の手を引いてくれる。
同じ袴でも、弓道着だとシャキッとなるけど
巫女服では眠気は飛んでいかない。
貴｢こんな朝なのにマサさんはいつも通りですね｣
雅｢朝は慣れたからな｣
朝に慣れるなんて私には一生出来ないそう。
貴｢マサさんのお嫁に来た人は毎朝早起きで
大変そうですね｣
雅｢奥さんか…｣
"寝顔を見て仕事に行くっていうのもありだな"
と振り向いて微笑まれる。
貴｢はぁ…｣
雅｢薄い反応だな｣
反応の仕方が分からなくてとりあえず
それっぽい反応をする。
玄関まで行く途中、とある部屋の前でマサさん
の手から解放される。
雅｢先に外に行っててくれ｣
貴｢え、はい…。マサさんは？｣
雅｢祭り用の服に着替えてくる｣
"1人で外に出たくないなら別にいてもいいけど
…覗くなよ？"と冗談混じりに言われる。
貴｢早く着替えて来てください｣
雅｢はいはい｣
マサさんが部屋に入ったあと、扉を背に
両ひざを抱えて座る。
今すぐにでも眠れそう。
雅｢A｣
貴｢はぁい…？｣
扉越しに起こされ、睡眠妨害される。
雅｢今日、静弥は来そうか？｣
貴｢んー…｣
マサさんはよっぽどセイに来て欲しいらしい。
昨日メッセージ送ったけどセイからの既読は
一晩明けてもつかなかった。
貴｢ミナが連れてきますよ、きっと｣
雅｢そうか…｣
声を聞いただけでも、悲しい表情をしている
んだろうなって分かってしまう。
それでも特に深入りすることなく、重力に
逆らえきれないまぶたを閉じた。
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あわ(プロフ) - 大好きすぎる…… (6月9日 22時) (
レス) id: a26e70e8e6 (このIDを非表示/違反報告)
紫飛(プロフ) - とても面白いです！いつでもいつでも最新待ってます！これからもがんばってくださいい！ (2023年3月22日 20時) (レス) @page29 id: 69eb7321a2 (このIDを非表示/違反報告)
ポンズ - めちゃくちゃ面白いです！更新再開いつでも待ってますので、ごゆっくり〜 (2023年3月6日 1時) (レス) @page29 id: ce08b4ce76 (このIDを非表示/違反報告)
美姫(プロフ) - とても面白いです！続きがとても気になります！！更新楽しみにまってますね！ (2021年9月18日 20時) (レス) id: ac5aee6225 (このIDを非表示/違反報告)
たばね(プロフ) - 面白いです！！更新再開されるのを待ってます^ ^ (2019年12月17日 21時) (レス) id: fdca24c34d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月花 | 作成日時：2018年12月24日 10時
