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第63話 ページ15





日は高く昇って、人が増え始めた夜多神社

マサさんは神事をするためにどっかに行って
しまい、私は1人境内の掃除をする。



貴「あぁ、葉っぱが…」



せっかく集めた落ち葉も風に吹かれてバラバラ
になってしまう。



「ねぇ、お姉ちゃん!」

貴「ん?」



声がした方を向くと、私の足元に小学生くらい
の男の子がいた。

手にはピンクのストラップを持っていて、
私に差し出す。



「これあそこに落ちてた」

貴「ほんと? ありがとね、僕」

「えへへっ!」



男の子を手を振って見送った後、ストラップを
見てみると"NoRiRiN"の文字

聞いたことあるような名前だけど、思い出せない。



「最初に当て擦ってきたのはそっちだろう!」



聞き覚えのある大声が聞こえてくる。



貴「海斗くん…?」



神事差し支えたらいけないと思って、近寄る。

するとそこには風舞のみんなと桐先高校の人達



貴「え…」

遼「あれ、Aだ!」
七「Aちゃん?」



その中にはもちろん愁くんもいるわけで…、
つい足を止めてしまう。



遼「誰かと思ったー」

七「巫女服って言うんだよねそれ、めちゃくちゃ
似合うね可愛い!」

貴「あ、りがとう…」



褒めてもらったのに緊張が混じって顔の表情筋
が動かない。



万「あ、予選1位だった弓弦ちゃんだ」

千「ほんとだー」



リョウ君やナナ君に継いで、予選の時にあった
双子さん達にも囲まれてしまう。



千「個人戦1本も外さないなんてやるね」

万「見直したよ」



褒められているのだろうか、品定めをされている
のだろうか…



千「そんな顔しないでよ、俺ら強い奴が好きな
だけだからさ」

万「風舞なんかもったいないって!」



どれが本音か疑いすぎて反応しないでいると
本村さんが助けてくれる。



本「すみませんご迷惑をおかけして」

貴「いえ…」



本村さんの隣を見ると、ストラップと同じ文字が
書いてあるうちわを持った人いた。



貴「これ、落とされませんでした?」



もしかして、と思いストラップを差し出す



「え、あ、俺ののりりんストラップ!
ありがとな」



私の手に乗っているストラップは持ち主さんに
よって掴まれるけど動かない。

不思議に思い顔を上げる。



「え、待って。
この巫女さんめちゃくちゃ可愛くね?」

貴「はい…?」



初対面の人にいきなり褒められました。

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あわ(プロフ) - 大好きすぎる…… (6月9日 22時) (レス) id: a26e70e8e6 (このIDを非表示/違反報告)
紫飛(プロフ) - とても面白いです!いつでもいつでも最新待ってます!これからもがんばってくださいい! (2023年3月22日 20時) (レス) @page29 id: 69eb7321a2 (このIDを非表示/違反報告)
ポンズ - めちゃくちゃ面白いです!更新再開いつでも待ってますので、ごゆっくり〜 (2023年3月6日 1時) (レス) @page29 id: ce08b4ce76 (このIDを非表示/違反報告)
美姫(プロフ) - とても面白いです!続きがとても気になります!!更新楽しみにまってますね! (2021年9月18日 20時) (レス) id: ac5aee6225 (このIDを非表示/違反報告)
たばね(プロフ) - 面白いです!!更新再開されるのを待ってます^ ^ (2019年12月17日 21時) (レス) id: fdca24c34d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月花 | 作成日時:2018年12月24日 10時

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