【創作論破】希望でも絶望でもない私のコロシアイ林間学校END

番外編　もし、夢主が神谷と付き合ったら… 桜花さんリク ページ19

花京院side



『君は相変わらずの糸目だね』

神谷「それ彼氏に言う言葉かッ！？
地味にコンプレックスだから！！」




図書室、目の前に座る【超中学生級の声優】である神谷真守。
ついこの前、私の彼氏になった。




『いや、すまない。君を見ると目にしか目が行かなくてね』

神谷「う〜ん…嬉しいっつーか、なんつーか…」

『まぁ良いじゃあないか。別に神谷少年の事を悪く思っている訳じゃあないのだから』

神谷「そうなんだけどよ…ってか、俺ら付き合ってるんだよな？」




神谷少年は当たり前の事を聞いてきたので、私は首を傾げる。




『そうだが…どうしたんだい、神谷少年？』

神谷「それだよそれっ！」

『？』

神谷「いつまで“神谷少年”って呼ぶわけ！？
そろそろ下の名前で呼んでも良くないか！？」

『ふむ…神谷少年は神谷少年って感じだから、神谷少年と呼んでいるんだが…？』

神谷「神谷少年がゲシュタルト崩壊しそう！？」




ふむ…何故、そこまで食いつくのか、よくわからない。




神谷「つーか！ クウィランの事はクウィランって呼んでるよな？ なんで！？」

『クウィランはクウィランだからだよ』

神谷「訳がわからねーーー！！」




頭を抱えてテーブルにうつ伏せる神谷少年。
そんなに下の名前で呼んで欲しいのだろうか？
でもーー




『…そんなに名前というの大事だろうか？』

神谷「は…？」

『大事なのは、相手をどう思うかだと思うよ。
私は神谷少年が好きで、神谷少年と名前を呼ぶ時も好きな人の名前だと意識して呼んでいる…』




つまりだ。




『別の女子やファンの人達がいくら神谷少年の事を名前で呼ぼうと、君の彼女である私は世界で1番君の名前を…愛を持って呼んでいる自信があるね』

神谷「っ〜〜！！！//////」ｶﾞｼｯ!

『わっ』




ガシッと私を抱き締める神谷少年。
耳元しか見えないが、真っ赤だということがよく分かる…




神谷「あ〜〜マジで好き…っ！！」

『私もだよ…神谷少年』ﾌｯ

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