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俺じゃダメ ページ3

あろま「おい!お前待てよ!!」





俺ら二人の追いかけっこは病院の中庭で幕を閉じた




雨が降っているよく整えられた中庭に綺麗な顔をした黄色い髪をした男が立っている




あろま「てめぇ...とうとう追い詰めたぞ...」


アブ「...」



こいつ...無視しやがった!!




俺は殴りたい気持ちを抑えて話しかけた




あろま「Aに会いに行かないのかよ、」


アブ「...行ったところで何も変わらない」



...



あろま「これからもずっと会いに行くつもりないのか?」



アブ「どーせまた、Aを傷つけてしまうだけだ」







あろま「は?」







アブ「俺は今までAを騙してたクソ人間なんだ。Aに会う資格なんてない」







あろま「こんな事、言うのはしゃくだが…Aちゃんにはお前が必要だと思うんだけど?」




ザーッ




雨が強くなる




アブ「俺以外のヤツでもAを任せられる人はいる...わざわざAを傷つけてしまう俺である必要ないんだよ!!





あの事件だけじゃない...





Aを守ってたつもりだった俺は何一つ守れてなんかいなかった...





それに血が繋がってない俺はAにとっては赤の他人




ほら、あろまとかキヨとかAにピッタリなんじゃない?」







アブが大きな声で怒鳴るように喋った





なんだこいつの言ってる事...









クソつまんねぇ







あろま「お前の言ってる事メチャクチャじゃねーか」






アブ「なにが?」




アブが絶望した目で俺を見てくる



あろま「俺はな、






Aの事なんてその気があれば何回も告ってんだよ、






でもな、お前がちかくにいたから、







勝ち目が無いと思ったから







半分引いてたんだよ、





あんなにAが信用してて





一緒にいるとあんなに安心した顔を見せたり





顔だって整ってるし




お互いに好きなんだと思ってた」






ザーッ



すっかり冷たくなった俺達の体に雨が強く降る





アブ「なにがいいたい?」




アブの目つきが睨んだ顔に変わる






あろま「なんで今はこうなんだよ!!






俺が知ってるアブはな!






クソなるしで!




クソウザくて!











クソかっこいいんだよ!!」





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柑橘みかん - んん〜!すっごいこの作品大好きです!更新待ち遠しいです!これからも更新頑張ってください! (2018年1月14日 19時) (レス) id: 1175ce6cf3 (このIDを非表示/違反報告)
ポドノ - この作品大好きです!!やっぱり、都合とかで、更新遅くなっちゃいますよね…それは普通の事だから、頑張ってください!! (2018年1月8日 0時) (レス) id: 343b54581c (このIDを非表示/違反報告)
城ノ内カロン(プロフ) - 本当にこの作品が大好きです。いつまでも待ってるので更新頑張ってください。 (2017年9月29日 18時) (レス) id: 65ff65e00b (このIDを非表示/違反報告)
優希 - 話の続き気になります!更新頑張ってください! (2017年3月22日 13時) (レス) id: ee9555516e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:nana x他1人 | 作成日時:2017年1月15日 14時

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