第75話 ページ27
.(紅玉side)
玉「はぁ…シンドリアは暑いわぁ〜」
多分紅覇お兄様も外には出られていらっしゃら
ないでしょうね。焼けるのはお嫌いですし
……憂鬱ですわ〜
((ガチャ!
夏「ひ、姫!」
玉「な、何よ夏黄文…そんなに急いで……」
いきなり開けるからビックリしたわ!
夏「今さっき神官殿がシンドリアに来られたようで!」
玉「ジュダルちゃんが?一体何をしに?」
いきなり過ぎますわ!まさか戦争の宣言をしに
来たとか…!?
夏「それが暇だったからと……」
玉「はぁ…全くジュダルちゃんたら」
そんなことだろうとは思っていましたけどね…
夏「あ、それとコレを姫君にと、A殿
からであります」
玉「Aちゃんから?」
そう言って夏黄文が持っていたのは手紙
夏「満面の笑み過ぎて怖いくらいの笑顔で渡して
くれと……今思い出すだけでも…!」
玉「それは貴方にだけ向けられる笑顔なんじゃなくて?
殺意にまみれた笑顔だったりして」
夏「脅かさないで下さいよ姫君!」
夏黄文の様子からすると相当怖かったのね
見てみたいわ
玉「にしても、Aちゃんから手紙なんて初めて
じゃない!? 嬉しいですわ〜!」
ウキウキ気分で手紙を開けるとある紙切れが
入っていた
玉「なにかしらコレ?」
夏「さて?」
真っ白な紙の一番上に書かれていたのは
『死亡者名簿』
玉「死亡者名簿…? なんで手紙なんかに」
夏「ひ、姫君! その紙に丸を付けられている名前! A殿の名前であります!」
名前の横に丸がつけてあるところを見ると
A
7歳で死亡
殺人の罪により処刑──
玉「なによ、これ…」
夏「けどA殿は…」
夏黄文の言葉を聞き流し手紙の方を見る
『 紅玉姫様へ
突然の手紙申し訳ございません、急いでいたの
で字がかなり雑になっておりますが見て頂けれ
ば幸いです。
その紙切れにもある通り私は人の未来を奪い
取ってしまった殺人者です。それも複数。
それがシンドバッド王に知られてしまい残念
ながら私は貴方方のそばにはいられません。
煌帝国にそんなものがいると何かと大変なこと
になってしまいます。
今まで隠して本当に申し訳ございません。
最後になりますがどうかお元気で──
Aより』
玉「夏黄文、今すぐ探してきて」
夏「…え?」
玉「早く!」
夏「分かったであります!」
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月花(プロフ) - 閃光性オレンジさん» コメントありがとうございます! Twitterのにも来て頂いて本当に嬉しいです、感動を与えられたことも嬉しいです! これからもよろしくお願いします(^^*) (2015年9月27日 15時) (レス) id: 7ecf93bcdf (このIDを非表示/違反報告)
閃光性オレンジ(プロフ) - めっさ感動しました・゜・(つД`)・゜・ (2015年9月27日 15時) (レス) id: 7e429babd4 (このIDを非表示/違反報告)
月花(プロフ) - 創世の魔法使い*黄熊さん» コメントありがとうございます! パート1から見て下さっていたんですね、更新が不定期だったこの作品を見て下さっていて本当にありがとうございました! 新作の方も見て頂けると嬉しいです(^^*) (2015年9月26日 15時) (レス) id: 7ecf93bcdf (このIDを非表示/違反報告)
創世の魔法使い*黄熊(プロフ) - パート1から見てみました! 面白かったです!! (2015年9月26日 15時) (レス) id: 51f5bd5dc5 (このIDを非表示/違反報告)
月花(プロフ) - 天城桜さん» コメントありがとうございます! 完結を祝って下さってるのは本当に嬉しいです、次回作を頑張って更新しますね(^^*) (2015年9月17日 0時) (レス) id: 7ecf93bcdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月花 | 作成日時:2015年8月1日 1時