撲滅 97 ページ47
「松野ー、演劇部観に行こうぜー」
おそ松「おう、行くー」
銀さん、体育祭の後から見当たらないんだよなぁ
今朝もホームルーム終わったらすぐどっか行っちゃったし
トト子「あら、おそ松くんじゃない。あと佐々木くん。」
おそ松「トト子ちゃんもカラ松観に行くの?」
トト子「そうよ。ちょっと面白いことになってるんだぁ」
おそ松「??」
「うわ、結構人いるなあ」
おそ松「そりゃぁカラ松がいるからね。一年の女子が多いこと…」
『それでは、もうしばらくお待ちください』
アナウンスが流れ、照明が落ちる
開演ブザーが鳴り、幕が開いた
「『アリス、どこにいるのー?』」
「『ここよ。お姉さま』」
木の後ろから顔をのぞかせでてきた女の子に見覚えがあった
おそ松「し、銀さん!?」
一瞬会場がざわつく
トト子「きゃー、A可愛いー!!」
銀さんは見たことない笑顔を見せる
ざわついた会場は一気に静かになった
「あれ、副会長だよな…」
おそ松「あ、ああ…」
「副会長さん、髪おろしてると結構かわいーね」
「ね!似合ってる!」
後ろの方から女子の会話が聞こえてくる
なんだか、こっちまで嬉しくなってしまう
てか、なんで銀さんが劇に…?
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__
A「『ハンプティ、ダンプティ…?』」
「『そう!イカしてるだろう?』」
A「『あはは、変な名前ね!いいわ。私の名前を教えてあげる。私はアリスよ』」
演技の途中途中に銀さんが劇に出ている理由をトト子ちゃんから聞く
トト子「てなわけですよ」
おそ松「ふーん…」
カラ松がねぇ…
おそ松「そういや、カラ松出てなくね?」
トト子「確かね、次の場だったはず….」
「『お礼にこの靴を差し上げます』」
A「『わぁ綺麗!これってシンデレラに出てくるあのガラスの靴?』」
「『そうです!そして、運命の人に出会える魔法がかかっているのです』」
たった1日で台詞覚えて
動きも覚えて
本番、ちゃんとそれができてる
やっぱスゲェなぁ
そして、劇終盤…
A「『や、やっと止まった……え、てことはあの人が運命の人?』」
カラ松「『君は…』」
A「『私はアリス。ちょっと迷っちゃって…森の出口を知らないかしら』」
運命の人、か…
多分俺にはいないんだろうな
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ゆた - めちゃくちゃ面白いです(^○^)ほんと!語彙力なくて言い表わせないんですが‥ほんとにもう!長男推しの私にとっては最高でしかないです( ; ; )この小説好きすぎて今自分専用に漫画描いてます。゚(゚´ω`゚)゚。ほんとに大好きです!これからも応援してます! (2018年4月17日 0時) (レス) id: f1e55d4a20 (このIDを非表示/違反報告)
kurokitune(プロフ) - 続きが気になります!読んでいて楽しいです、頑張ってください! (2018年4月5日 7時) (レス) id: 7b9e4d1248 (このIDを非表示/違反報告)
aqua - 十四松と一緒にいる女の子はあの彼女ちゃんですか? (2017年5月4日 20時) (レス) id: bfa6e634d3 (このIDを非表示/違反報告)
黒夜月 - 面白かったです!更新頑張ってください!楽しみにしてます。 (2017年4月5日 12時) (レス) id: 047865604b (このIDを非表示/違反報告)
バンビ(プロフ) - よかったですね!!勉強等、忙しいと思いますが、自分のペースでゆっくり頑張ってください!! (2017年3月31日 11時) (携帯から) (レス) id: c55153cb3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:奈音 | 作者ホームページ:
作成日時:2016年12月27日 10時