こちら、リア充撲滅委員会です。2

撲滅 96 ページ46

カラ松「急遽、代役としてきてもらった銀だ。セリフは覚えてもらったから、あとは動きができれば本番は大丈夫だ」

A「よ、よろしくお願いします」

部員「あ、副会長？わざわざすいません〜あまりアリスやりたがる子いなくて…」

A「いえ、大丈夫です」



あまりやりたがる子がいない……

台本を見た感じ私も進んでやりたいとは思わなかったけど……


カラ松「それじゃあリハーサルだ」



____________
_____
__




そして、本番直前


『本日はご来場ありがとうございます。開演に先駆けまして_____』



アナウンスの声に肩が震える

ダメだ、緊張する…

衣装はぴったり、

けどこんなフリッフリの服着たことないよ

絶対似合ってない

髪の毛も巻かれたし…




カラ松「銀、大丈夫か？」

A「へっ、うん。大丈夫、だよ？」



王子の衣装に身を包んだカラ松くん

うん、カッコいい



『_____それでは、もうしばらくお待ちください』




部員「準備いーですか」


カラ松「大丈夫だ。お前ならできる」

そう言ってカラ松くんは私の頭を撫でる


A「うん」


部員「いきまーす」






ブー……




開演ブザーとともに幕が開く



「『_____アリスー、返事をしてー』」






今から私はアリス、







「『もうアリスったら。まったくどこへ行ったのかしら。もうすこし大人しくなってほしいわ』」







お転婆で、好奇心旺盛な







「『_____アリス、どこにいるのー？』」







私と正反対の女の子_____







A「『ここよ。お姉さま』」

撲滅 97→←撲滅 95

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す