こちら、リア充撲滅委員会です。2

撲滅 93 ページ43

ど、どうしよう…

意識するとなんというか、恥ずかしいというか、えーと……


灯「……A大丈夫？そろそろ出番だよ」

A「う、うん！全然大丈夫！！」

灯「そう？………もしかして、おそ松くんのこと？」

A「ふぇ！？ち、ちちちちがうよ！！」

灯「わー、こんな動揺したA見たことなーい」



う、うぅぅ

灯って以外とS…？



灯「なんか嬉しいなぁ」

A「何が？」

灯「なんでもなーい」

A「ちょっと、はぐらかさないでよー」



灯とどつきあったり

頰を突きあったりして


突然、灯の動きが止まった


灯「…あ」


灯の視線を追ってみると



A「へ？……あ、」




その子は私たちに気づいてどこかへ行ってしまった



灯「……ゆかり…」


A「…そういえば霧島さん復帰してたんだね」


灯「……ま、まぁゆかりはG組だし、何かしてくるとかないでしょ！関わることもないだろうし」





一瞬曇った灯の目

霧島さんと会うのは私は勿論だけど、灯も辛いんだよね……


今、こうやって楽しく過ごせてるのってすごい幸せなんだなぁ





『なんでお前がその髪なんだよっ』

『お前は絶対幸せになんかならない』


『いや、俺が絶対、お前を幸せにしない』





……っ


もう、昔のことなんだけどなぁ

今は違うじゃん、変わったじゃんっ


いつまでも覚えていたら






お兄ちゃんに悪いよ………

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