こちら、リア充撲滅委員会です。2

撲滅 91 ページ41

体育祭当日___



これでもかってくらい青々とした空



待ちに待ってもいない体育祭当日なわけだけど



いつも通りの時間に来たら珍しく人がいて


でもって、その人はまさに只今気まずさNo.1のおそ松くんで






教室におそ松くんと二人きりというこの状況








この上なく気まずい



いや、マジで


本当に気まずいんだってば！！







誰か他のクラスメイトが来てくれればいいんだけど、来ないんだよね！！！






おそ松「あ、のさ！」




A「は、はい！？」





びっびっくりした……


というか思わずはいって返事しちゃったし裏声だったし




おそ松「……くっ…はははっ」


A「ちょ、笑わないでよ！」


おそ松「いや、はいっ！？(裏声)って〜…あははっ」









そんな長くはなかったはず




彼と話したり、笑顔を見たりできなくなったのはつい最近のことで





でも、そのできなかった期間がこんなにん長く感じて



苦しくて、寂しくて






おそ松「あははっ……って、なんで泣いてんの！？」





おそ松くんに言われてから自分の頰に暖かい何かが伝っていることに気づいた



A「あ、あれ…なんでだろ……おさまんない」






拭っても、拭っても雫は溢れ続けて




彼に泣き顔を晒すのは何回目だろうか






おそ松「………席、隣が良かったなぁ」



A「へ？」



おそ松「……離れちゃったけどさ、また話そうよ、あいつらと一緒に馬鹿やろうよ」



A「…流石に馬鹿が過ぎることは生徒会として見過ごせないかなぁ」





まだ鼻声だけど

いつのまにか涙は止まっていた





おそ松「へへっ……今日、がんばろーな」



A「うんっ」









隣にいたいと思ってしまうんだ

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