こちら、リア充撲滅委員会です。2

撲滅 79 ページ29

辞める



そう言ったとき何かが吹っ切れた気がした



おそ松「……は？どいうことだよ」


チョロ松「生徒会、任命されたから委員会なんてやってられないからね」





うっすらとおそ松兄さんから怒気を感じる


でもさ、このままだと何も変わらないんだよ





トド松「僕も、僕も抜けたい」



カラ松「トド松……」



トド松「仲良しごっこみたいなの、もうやめにしようよ。あと、部活の方もあるし」




おそ松「お前ら……」



A「私も……別に入ってたわけじゃないけど、あの資料室にはいけなくなるから」




おそ松兄さんとカラ松の目が開く





おそ松「な、なんでだよ……」



一松「別に辞めたいなら辞めたいで好きにすればいいんじゃない」



トド松「一松兄さん……」



一松「やりたいことをやらせないとか、そういうのできないし」







一松も、変わったな……


神社でなんかあったのかな…？



おそ松「なん……よ」



チョロ松「え？」



おそ松「なんなんだよ、ホントに！！俺だけ、俺だけが……！！」







チョロ松「…っ……」




おそ松兄さんに胸ぐらを掴まれる


だからこそ、見えたもの




おそ松「なんで……なんで……」




一見、キレてるようだけど



多分、泣いてる




わからないくらいの涙声で



瞳が涙でキラキラしていた







A「……それでも、自分で選んだことだから」




おそ松兄さんは手を離しそのまま歩いてった




こんな空気にしたかったわけではない



でも、後悔はしてない

撲滅 80→←撲滅 78

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す