【HQ】私の彼氏がめちゃくちゃ可愛い【孤爪研磨】

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「…笠井くんっていうんだけど、バイト先が同じ後輩で」



「うん」



「この前相談があるって言われて聞いたら、好きって言われて。断ったけど、私のこと好きでいたいって言ってくれてて」



「…うん」



「それから笠井くんは朝早くから私が電車で駅に来るの待ってて…それで一緒に通うようになったの。研磨がいるのに…本当にごめん」



「別に…謝らなくてもいいよ」





研磨は私の頭を優しく撫でる。


何でそんなに優しいのか。


私が悪いことをしたのに、研磨は私のこと信じてくれてたのに。





「…これからは、笠井くんにちゃんと言うから」



「いいよ、大丈夫。1回、俺もその子と話したいから」



「え…研磨が？」



「うん、だから…Aに呼んでもらいたいんだけど、いいかな？」



「良いけど…」





そして後日、私は笠井くんを呼び出し、研磨のところに連れてきた。


笠井くんも予想してなかっただろうに、研磨を見た時は驚いていた。





「Aさんの彼氏さん…ですか！？」



「うん、研磨が話したいって」



「え！？俺ボコられるんじゃ…」



「…そういうわけじゃないから、大丈夫。A、2人きりにしてもらえない？すぐ終わるから」





人見知りの研磨が珍しい。


私は研磨の言う通り、その場を離れた。

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