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第45話 車中で ページ48

【not side】




突然の謝罪の言葉に、疑問しか浮かばなくなるA。

訳が分からなく、一瞬動きが止まってしまった。



降谷「…叶瀬の件もあって、絶対そんな顔させないと思っていたのに……本当、何やってんだよな、俺。」


A『…え?』


降谷「……無理矢理乗せて悪かった。

…実を言うと、お前ともう少し一緒にいたい、と思ってな。」


A『…零でも、そう思う事あるの…?』


降谷「当たり前だ。

お前といるだけで俺がどれだけ安心出来ると思ってんだ。」


A『っ、零…っ。』




降谷からのその言葉で、Aの心の内はじわりと何か暖かいものが広がっていった。

そして、自分と同じことを思っていることに少し驚きながら、目を細めた。




A『…私も、零といるとすごく安心できる。

…っ、だから今日は私も…零ともっと一緒にいたい…。』


降谷「…っ。」





Aは降谷の身体に腕を回すと、Aも素直に思っている事を伝えた。

その言葉を聞いた降谷は、無意識に自分の腕の力を強めていた。




A『……ぁ、あのさぁ、零。

ここ、車の中だから早く行かない?』


降谷「…それもそうだな。」




ここが車の中だと気づいた瞬間、変な感じに思ったのか、二人は名残惜しいように身体を離した。

しかし、今の事を少し恥ずかしく思い、降谷ん家に着くまで二人は無言のままだった。






。。。。。。





A『…二回目だ…。』




降谷ん家に着いた瞬間、ふと、言葉を漏らす。




降谷「そーいや、今日で二回目だよな、俺ん家来んの。」


A『うん…あっ、そうだ。

また服貸してね、私着替えとか持ってきてないし。』




降谷は、はいはい、と答えると、一旦Aを車から下ろし、車を駐車場へと停める。




A『…お邪魔します…。』




駐車場から戻ってきた降谷と共に、中へと入ると、小さな声で言った。




降谷「何か飲み物いる?」


A『えーと、じゃあ、コーヒー貰おうかな。』




Aがそう言うと、降谷は台所に行き、コーヒーを入れる準備を始めた。

すると、コーヒー豆を削る音ともに、香ばしい匂いが辺りに充満する。





A『…ん〜、いい匂い。』


降谷「だろ?これ、香りが良いって有名なんだ。」


A『だから、こんなに香ばしい匂いがするのね。




……と、ところで話変わるけど、さぁ。』


降谷「…なんだ?」


A『…っ、今日…れ、零の隣で、寝、ても……良い?///』

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ナミ(プロフ) - 紫苑さん» 返事が遅くなってしまい申し訳ありません!先程、18話を公開させて頂きました。後で書き直そうと非公開にし、そのまま忘れてしまっていたので助かりました!!(笑)ありがとうございます!! (2017年12月17日 21時) (レス) id: 10654a6a79 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - はじめまして。いきなりですが18話はどこでしょうか?いきなり話がとんでびっくりしました。(笑) (2017年12月11日 21時) (レス) id: 33fd3d747e (このIDを非表示/違反報告)
ナミ(プロフ) - りんさん» 私も好きですー!!笑笑 (2017年7月12日 20時) (レス) id: 64164e79d4 (このIDを非表示/違反報告)
ナミ(プロフ) - 夜大好き!さん» コメントありがとうございます!!楽しみにして下さってるなんて嬉しいです!!笑笑 (2017年7月12日 20時) (レス) id: 64164e79d4 (このIDを非表示/違反報告)
ナミ(プロフ) - もふぃ@絡繰人形さん» はい!了解です!!笑 (2017年7月12日 19時) (レス) id: 64164e79d4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ナミ | 作成日時:2017年1月15日 22時

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