22___疑問符 ページ42
あ、そういえば。
ふと思い出した事を昴さんに聞く。さっき喫茶店で言い掛けて言えなかった事だ。
世良真純ちゃんに感じた既視感の話をしようと思ったのだけれど偶々見つけた佐藤刑事と高木刑事と話しに行っちゃったからね。それに蘭ちゃん達もいるし、真純ちゃんの事知ってるかなー、と。
そんな理由で今聞く事にしたのだが。
『世良真純、って女の子知ってますか?』
「知ってますよ!」と笑う二人に対してピシリと固まってしまった昴さん。え、どうした???
パワーワード的な?昴さんそのまま静かになっちゃうワードだったの?
雑な考えを巡らせながら話を続ける。
お金を貸しただとか、可愛いだとか、そういう話。
園子ちゃんによると男の子に間違えられやすいだとか。たしかに。話してみれば違うんだろうけど、私服なら私も騙されそうだな。うーん…。
蘭「世良さん探偵なんですよ!」
園「そーそー、蘭の旦那と同じで」
蘭「違っ、新一は別に!」
園「別に新一君とは言ってないじゃない」
んー?またまた探偵かー。そっかぁ、世良ちゃん探偵なのか。いやまぁどうでも良いんだけれども。
偶に出てくる新一君は、
蘭ちゃんの旦那で
かの有名な大女優さんと小説家さんの息子で
有名な高校生探偵で
コナン君の親戚で
昴さんに家を貸している、と。
なんかその工藤新一って子はすんごいな。
今度会ったみたい…気もするけど探偵に縁は無い。
蘭「…けど、電話しても繋がらない事多いし」
園「そうそう。
…あ、けど!ガキんちょに聞けばもしかしたら会えるかも!」
『が、ガキ…?』
園「はい!蘭のとこで居候してるコナンっていうちっさいガキで…」
『あっ、コナン君のことね』
知ってるんですか、と園子ちゃんが驚くモンだから『この前泊まっていったしね』
と笑って返せば「私も泊まりたい」と言われた。
いや
鈴木財閥のお嬢様がこんなところなんて笑えない。
マジで。
半ば空気になりかけていた昴さんの事を思い出して声を掛ければ「あぁ、はい」と訳の分からぬ返しをされた。
『話聞いてました?』
沖「すみません、考え事をしていて」
『いえいえ。大した話じゃないんで、
珍しいですね。昴さん考え事とかあるんですか』
沖「僕にも考え事の一つや二つありますよ」
私とは考え事の比が違いそう。
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加奈 - 関係無いけど。 (2020年3月16日 14時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
加奈 - カッコイイな〜。モテるだろうな〜。 (2020年3月16日 14時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
加奈 - 探偵ってカッコいいからな〜。 (2020年3月16日 14時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:零 | 作成日時:2019年11月23日 20時