15.長期任務 ページ16
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『長期任務、ですか』
突如首領執務室に呼ばれれば、其処に居たのは中也君と首領。それから、エリスちゃん。
教育係で怒られるのかと思えば、新しい任務の依頼であった。
しかも、長期らしい
森「そう、長期任務」
『どれくらいですか』
森「一カ月」
『一カ月』
まじですか森さん
一カ月って、ま?いや、確かに一カ月でも全然構わないのだが俺には太宰君と仲良くなるという任務(自称)があるのだ。
一カ月なんて話さなければ仲良くなるどころか縁が切れる恐れがあるじゃないですか。しかし、断る雰囲気も許されないようだ。
森「嗚呼、大丈夫。助っ人として中也君連れてっていいよ。
構わないね?中也君」
中「俺は構いませんが…」
中也君が俺をジト目で見る。お前はいいのか?と問いかけられている様な目つきだった。それもそうだ、一カ月共にするのかもしれないだから。
『中也君ですか。
善いですね、一カ月みっちり鍛え直してあげますよ。礼儀という礼儀を磨いてあげます』
「はぁ」と深くため息を吐いて眉間を抑える中也君に苦笑する首領。
一応云っておきますが首領も教育対象なのでお忘れなく()
エリスちゃんの絵を描く音だけが室内に響いた。それが異様に反響して気持ち悪いかった。早めに切り上げて帰ろうと思ったがそれも無理。
暫く無言が続いて睨み合いに発展しそうな時、
「鴎外殿、失礼するぞ」
凛とした声と共に入ってきたのは着物を着た綺麗な女の人。中也君の口から「姐さん」と声が漏れた。
嗚呼……あれが尾崎紅葉
森「わざわざ御免ねぇ紅葉君」
尾「こういう事は前もって云っておけ、妾も暇ではない……して、お主が中也と太宰の教育係かえ?」
首領と仲良いのかな?
いやまぁ、ここの首領がフレンドリー過ぎるのもあるが。
『はい、二人の教育係をしています。
皐月Aです。
……何故、尾崎さんが此方に?』
尾「ちと首領にお茶会の誘いをされてな、勿論Aも強制参加じゃ、」
それから「姐さんでいい」と微笑んでくれた。
この人も要注意人物っぽいな、等と考えながらお茶会の準備を始めた。
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ルイ - 面白かったです!頑張ってください!大好きです! (2020年8月2日 13時) (レス) id: c97e70c31b (このIDを非表示/違反報告)
翠翡(プロフ) - 作者様の色んな作品を読ませていただいております…本当、どれも大好きです……作者様のファンです…!無理せず、更新頑張ってください!(更新される度にお星様を押してるのですが無効化されてしまって…解せぬ…) (2019年8月19日 18時) (レス) id: b9f5a69d57 (このIDを非表示/違反報告)
557*ココナ(プロフ) - 新作…!トリップですか!!無理はしないでくださいね…? (2019年8月18日 21時) (レス) id: 5b405d618a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:零 | 作成日時:2019年8月14日 22時