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「こ、ここ、バスケ部であってますか…?」


怖くて声震えたし消え入るような声になっちゃったけど聞こえたかな……




ぎゅっとテツヤくんの手を握って答えを待つ



「あら、女の子?マネージャー志望かしら?」



そしたらカッコイイ女の先輩がそう尋ねてきた




「は、はい…!」



慌ててピシッと背筋を伸ばして返事をする




「まじか!大歓迎!!ま、座りな」


そう言ってイスを勧めてくれたのは隣に座っていた眼鏡の怖そうな男の先輩だった



「は、はい…」


真っ青になりそうなのをぐっと堪えて勧められたイスに座る




「僕もいいですか」


先輩達にそう尋ねるテツヤくん




「「うわぁあぁあああああああ!!!!!!!」」


先輩達が叫ぶ



なんでだろ?




「お、お前いつから……」


「初めからいました」



あ、そっか、テツヤくんって影薄いんだっけ



「ま、まぁいいわ。どうぞ君も座って!」


「ありがとうございます」


女の先輩が咳払いをする


カッコイイなぁ



マネージャーかな?


でもなんか強そう!選手とかの方が似合う…



「これ入部届けね。クラス、名前、出身中学と志望理由書いて」



といって紙を渡された



えーっと…






……よし!書けた



「書けました。」


テツヤくんもちょうど書き終わったらしく、先輩に紙を渡していた


「あ、Aさんも書けましたか?」


テツヤくんに聞かれて、慌てて紙を先輩に渡す


「ありがとう!」


そういって紙を受け取った先輩はやっぱりカッコよかった




──────────────────

1年B組 黒子テツヤ

帝光中 バスケ部

バスケが好きなので。

──────────────────



──────────────────

1年B組 咲良A

帝光中 園芸部

中学のころの仲間がバスケ部で
みんながすごく楽しそうだったから、
それをサポートしたいと思ったので。

──────────────────



「え!?!?!?!?」

「は!?!?!?!?」



黒子くんの入部届けを見た瞬間、ふたりの先輩が驚いた声をあげる



び、っくりした…



「え、き、キミ帝光中バスケ部なの?!」


「はい」


「え!まじで!!ってことはキセキの世代と同世代……!?」


「はい」


「はは、まさか試合に出てたなんてことは……」


「試合には出てました」


「「はぁぁあぁあああ!?!?!?」」

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アニオタ - 話の終わりかたがいいですね! (2018年3月19日 6時) (レス) id: 47e23c8f52 (このIDを非表示/違反報告)
ちかぱん(プロフ) - お話読ませていただきました、最後の方めっちゃ涙でました…最後の、涼太くんっていうのでもう涙がやばかったです。これからも別な作品頑張ってください! (2016年8月9日 0時) (レス) id: 0e9fe126f4 (このIDを非表示/違反報告)
やん(プロフ) - 杏花莉さん» コメントありがとうございます!このお話は自分自身かなり思い入れのある作品なので、そう言ってもらえてとても嬉しいです。これからもよろしくお願いします! (2016年8月3日 13時) (レス) id: eb7460b4b9 (このIDを非表示/違反報告)
杏花莉 - 読ませていただきました!もう最後のほう涙がとまらなくて...。すごく感動しました!これからも応援しています! (2016年8月3日 1時) (レス) id: 154f442b08 (このIDを非表示/違反報告)
ぱえりあ(プロフ) - 作品読ませていただきました。病気系のお話って大体記憶取り戻したりしてハッピーエンドが多いので、この終わり方はすごく良いなと思いました!素敵なお話でした。 (2016年7月2日 7時) (レス) id: 2f5d300daa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:やん | 作成日時:2016年4月4日 20時

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