302 〜Fside 〜 ページ46
.
やっぱり…
長谷ちゃんから、俺の耳にはいるのは
彼もわかっていたはず
サ「試してみたかったんです。
俺がAに近づいたら、
藤ヶ谷さんが、どう出てくるのか。
思ったより早くお会いしましたね、笑」
藤「手放す気はまったくありませんよ？」
サ「はい。そのようですね、笑
毎日通いつめてやろうと思ってたのに、
まさか今日お会いするとは思いませんでした。」
お互い、探り探り感情をぶつけあっている中、
Aはポカンとやり取りをみてて
たまに俺の服の裾を引っ張って、どういう事？って
聞いてくる
藤「いいからAは帰る準備してて。わかった？」
私「…うん、わかった｡」
納得してない顔しながらも
素直に返事して、店の閉店作業をしてる
サ「A、帰るってどこに？
2階じゃないの？」
私「あぁ、太輔のとこで暮らしてるから」
サ「一緒に住んでるって事？
…俺とは結婚するまで一緒に住むのは無理って
言ってたよね？」
私「え、…そうだった？」
サ「そうだよ、笑」
その会話を聞いて、俺の頬は緩んだ。
俺が提案した時、
なんの迷いもなく一緒に住む事を選んでくれたから
サ「…なんか、…うん。俺の入る隙は
1ミリもない感じなんですね」
藤「そう思ってくれたら嬉しいです、笑」
サ「…帰りますね。
Aの事、幸せにしてやってください。」
藤「はい。もちろん」
帰っていくサトシくんを見送りながら、考えた。
幸せにするって、なんだろうって。
店のドアを開けて、看板をしまいながら、
どこかに手を振って笑顔で会話してるAが目に入る
私「…今行くー！ちょっと待っててー！」
誰かにそう叫んだあと、
ダダダッと俺のもとに走り寄ってきて
私「太輔、ラーメン屋さんが餃子食べるか？って。
作りすぎちゃったんだって！もらってくるね！」
藤「うん、いってらっしゃい。笑」
この前、Aとふたりでラーメン屋さんに寄った時
ご主人が俺にこっそり教えてくれた。
この餃子を食べてる時のAの顔が
あまりにも幸せそうな笑顔で、
ついつい作りすぎちゃうんだよねって。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1347人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みどり(プロフ) - なみすけさん» とんでもない！毎回キュンキュンしておりました♡改行とかとても読みやすかったです♡図々しくもお気に入り登録させて頂いているのでまた遊びにきます♡ (2023年2月9日 22時) (
レス) id: 1b0ac0eeab (このIDを非表示/違反報告)
なみすけ(プロフ) - みどりさん» みどりさん、コメントありがとうございます！お話全然進まなくて、イライラしませんでしたか？笑読んでいただいて本当にありがとうございました。短編もできたら見つけてくださいね！ (2023年2月9日 6時) (レス) @page49 id: b5d2006bdb (このIDを非表示/違反報告)
みどり(プロフ) - 毎度更新お疲れ様でございました！更新される度にキュンキュンしながら、またまた妄想しながら読ませていただいていました！少しお体休ませてからまた頑張ってください！ (2023年2月8日 23時) (レス) @page49 id: 1b0ac0eeab (このIDを非表示/違反報告)
なみすけ(プロフ) - バニラさん» バニラさん、いつもコメントありがとうございましたー！とっっっても嬉しかったです。いつになるかわかりませんが、短編の方もよろしくお願いします！ (2023年2月8日 5時) (レス) @page49 id: b5d2006bdb (このIDを非表示/違反報告)
バニラ(プロフ) - 一旦お疲れ様でした♪毎回きゅんきゅんしてとても読みやすく楽しみにしてました！続編の短編も楽しみにしています！とりあえず、ゆっくりして下さい^ ^ (2023年2月7日 21時) (レス) @page49 id: 734fdb70ba (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なみすけ
| 作成日時：2022年6月28日 21時
