Smilest 5

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夢中でLIVEDVDを見ていたら



あっという間に終わってしまった。





アイドルってすごい




お客さんの歓声もすごいし



それに応えるように踊って、歌って



ファンサービスして……




さっき会った二階堂さんと千賀さんも



別人のようにカッコよかった




プライベートで会えるって



本当に特別な事なんだって高校生の彼女達を



思い出して今更ながら思う






……それにしても



太輔のソロ、カッコ良すぎじゃない？





よし！もう1回みとこ……






藤「おい、こら」





声がして振り向くと、
いつのまにか後ろのソファーに太輔がいる





私「あれ？いつ出たの？」





全然気づかなかった、気配消してた？





藤「だいぶ前からいましたけど？」




私「もう、言ってよ〜、笑」





って、なにその格好、、、





ソファーに寝転がって、片足立てて



肩肘ついて本を読んでるその格好、、、まるで、





私「うっ！」





やばっ、



鼻血出そう。





慌てて鼻を抑える





藤「どした？」





さっき見た、LIVEのソロ、



その格好で試験管でなんか飲んでたよね





私「ちょ、…ちょっといいですか？」





恐る恐る近づき、



Tシャツを胸元まで捲る





藤「……なに？笑」




私「かあっっっっこ、いいねえーー」





今度は両手で口元を抑え、



溢れそうな熱を塞いだ





藤「はい？笑」




私「…ちょっと確認させて？」





DVDを太輔のソロまで巻き戻すと




流れ出す色気ダダ漏れの太輔……





私「みて？これこれ！まんまっ！」





テレビの元で画面の中の太輔と



本物を交互に指をさすと、




興奮状態の私をみて



その体制を崩さず、苦笑いの太輔





藤「リモコン持って、こっちいらっしゃい」




私「ぅえ！！」





早く貸せって手を出すから、



仕方なくリモコンを差し出すと



腕ごと引っ張られ、



太輔の上に覆いかぶさった





私「わっ！」




藤「ふふっ」





覆いかぶさったまま、



腰に太輔の腕がまわってきて



ぎゅっと抱きしめられる





藤「消そうね？」





器用に私の手からリモコンを取り上げ



テレビを消す太輔




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