179 ページ11
.
シーン……
テレビから音が消え、
急に静まり返った部屋。
そして太輔の上でバクバクと
私の心臓が高鳴りだす
私「…お、重くない？」
藤「重いよ、笑」
ですよね……
私「ならおろしてくれていいよ？」
藤「やだ」
私「じゃあ、重いって言わないで」
藤「俺、嘘つけないから」
私「もう！」
藤「ふははっ、…いってっ、つねんなよ」
太輔の上に乗ったまま
頬っぺをつねってあげた、笑
どうやら、このままの体勢でいいらしいから
耳を太輔の胸にくっつける
トクン、トクンと心地いい心臓の音
その音につられるように、
バクバクしてた私の心臓も落ち着きを
取り戻し
なんか落ち着く
藤「…A、ここで寝ないで？笑」
動かなくなった私を横におろし
頬をなでて見つめてくる太輔
私「寝ないよ、もったいないもん」
藤「ふっ、ならいいけど、笑」
私「今日はね、ずっと起きてる」
藤「ずっと？笑」
私「うん、わたしおいて遠く行っちゃうから」
藤「人聞き悪いな、笑」
私「ふふっ」
私の頭を撫でながら、なんか言いたそうに
じっとみる太輔
私「どうしたの？」
藤「……やっぱりさ……」
私「うん」
藤「お兄さんに会わない？」
また、その話？
私「太輔はそんなの気にしなくていいよ？」
藤「気にさせてよ。Aの事なんだから」
それは、嬉しいけど、
どうにもできない事を気にしても……
藤「実はさ、俺会ったんだよね。
Aのお兄さんに」
私「え！？！？！」
びっくりしすぎて、起き上がると
一緒に太輔も起き上がる
ソファーに並んで座って、
今日の出来事を聞いた。
藤「Aに言おうか迷ったんだけど、
やっぱり、言っておきたくて。
…カットモデルの写真、
お兄さんにお願いした。
勝手にごめんね？」
やっと、すべてが結びついた
太輔がお兄ちゃんの話しを
しつこくしてきた事も
二階堂さん達が必死だった事も
……全部私の為。
私「……でも、お兄ちゃんは
会いたくないんでしょ？」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1099人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なみすけ(プロフ) - バニラさん» バニラさんお久しぶりです！反応してくださってめちゃくちゃ嬉しいです。いい感じですか？想像通りの展開だとは思いますが期待しててもらえると嬉しいです！ (2021年10月26日 22時) (
レス) @page33 id: b5d2006bdb (このIDを非表示/違反報告)
バニラ(プロフ) - わぁ〜！お話凄いいい感じですね♪いつも、楽しみにしてるので、お時間ある時に更新待ってます！ (2021年10月26日 21時) (レス) @page33 id: dea5305b4f (このIDを非表示/違反報告)
琉衣(プロフ) - はい！なみすけさんのペースで大丈夫です！うちは願望です頑張ってみっくんと付き合ってみたいなって妄想してます (2021年10月24日 22時) (レス) id: d7ec384554 (このIDを非表示/違反報告)
なみすけ(プロフ) - 琉衣さん» さすが！笑。少ししか更新できずごめんなさい、ほんとはもっとたくさん書きたいのにー、またすぐ更新したいと思います。読んでくれて感謝してます！！ (2021年10月24日 22時) (レス) id: b5d2006bdb (このIDを非表示/違反報告)
琉衣(プロフ) - 早速更新されたのを一気読みしました！ (2021年10月24日 21時) (レス) @page30 id: d7ec384554 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なみすけ
| 作成日時：2021年8月30日 17時
