小さな幸せ 5

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北「どうせだからさ、
ちょっと遠くのスーパー
行こうぜ」



車の鍵を見せてくる




私「ドライブ！！」



北「久々じゃん？デート」



私「やったぁ」




夜だから助手席でいいよって
助手席に乗って、



走り出す車




北「見すぎ、笑」



私「いいの！」




やっぱり運転してる姿が



かっこよくて、ついつい見ちゃう




私「やーめーて！」



北「んははっ」




運転しながら、左手で
私の目を隠してくるから



みっくんの手を掴んで
指を絡めて繋いで私の膝にのせた




北「運転しずらいわ」




文句言いながらも、
そのまま繋いでくれてて



危ないけど、片手運転




北「A、明日休みだっけ？」



私「うん、休みだよ」



北「俺も」



私「うそ！？！」



北「明日まで、休んでていいってさ」



私「嬉しい！何する？いやなんもしない！
ずっとくっついてる！」



北「ふっ、ま、いいですけどー」




いいんだ



すごい、、はじめてかも



予定もなく、一緒にいれるとか




北「うし、ここでいっか」




駐車場もガラガラなスーパーを発見






なにこの新婚さんみたいなやつ



みっくんが、カート押してついてくる！





私「どうしよ、みっくん！」



北「あんだよ、笑」



私「わたし、楽しい！」



北「そりゃ、良かったな、笑」




他人事みたいに言われたけど、



いいの、楽しいから




私「あれ持ってきて？」



北「あれ？あれってなに？」



私「ふふっ」



北「あ？」



私「言ってみたかっただけ、笑」



北「てめっ、ふざけんな、笑」




ハンバーグとサラダの材料を選んで
カゴにポイポイ入れる



ただの買い物が



みっくんがいるだけでこんなに楽しい





北「ビール持ってこよーっと」



私「私、パスタのとこにいる、
あ、カート置いてって」



北「パスタんとこね、りょーかい」





おぉ



ここのスーパー穴場じゃん



みっくんのCMしてるパスタが
いっぱいある



うちの方では売ってないのに





ポイ



ポイ




いっぱい買っておこ

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