君の嘘、僕の嘘 (ページ4)

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私「どうしよ、
怒らせちゃいましたかね？」

マ「大丈夫、大丈夫(笑)
あんなんで怒らないよ、
みんな優しいから」

ガチャ！

北「お？新人さん？」

マ「そうそう、北山くんもよろしくね」

次々と現れるメンバーに
ほんとドキドキする

その後は、二階堂さん、千賀さん
と現れ、

ほんとにみなさん優しかった

マ「よし、終わり。
次は撮影現場行くよ」

あれ？

私「これで全員ですか？」

マ「Aちゃんがくる前に
終わったから(笑)」

なるほど、私が迷ってたからか……

撮影現場に行くと

やっぱり彼らは、アイドルだった

カメラマンの指示で
様々な表情をする

私は、ただただ見惚れてた

マ「Aちゃん、宮田くんの汗
拭いてきて」

私「はい」

宮田さんに近づき、
メイクが落ちないように
汗をふく

宮「あ、迷子ちゃん(笑)」

私「……Aです」

宮「Aちゃんね、ありがとう
俺、すぐ汗かいちゃうから」

私「まだ、みなさん汗かいて
ませんもんね」

宮「言うね〜(笑)
たまー、この子、Aちゃん
っていうんだって」

玉「ふーん、いいよ。
迷子ちゃんで」

全然、よくない

私「Aです」

玉「ふははっ、怒った」

なんだ、この人の笑顔、
ちょー絶可愛い

得な人だな

そんな笑顔見せられたら
許しちゃうもん

結局、名前は覚える気は
ないらしく、

その後も、玉森さんだけは

迷子ちゃんのままだった

新しい職場にも慣れ

マ「Aちゃん、カメラマンさんから
評判いいよ〜」

マチ姉から嬉しい褒め言葉まで
もらって充実してた

そして今日は、
なんとまた、キスマイのみなさんの
撮影日

玉「あ、迷子ちゃん(笑)」

私「……Aです」

この会話何回したんだろう

そんな事考えながら、
玉森さんのメイクをしてると

玉「あれ、怒ってる？」

私「へ？」

玉「ここ、皺よってる」

自分の眉間を指さしてる

私「怒っては、ないです。
玉森さん、物覚え悪いなと
思っただけで」

玉「じゃ、怒りんぼちゃんにする？」

私「……しません」

玉「ふははっ、おもろ」