君の嘘、僕の嘘 (ページ21)

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マ「なになに？
一緒にゲームしてたの？」

私「みやっち、上手だから
教わってたんです」

マ「へぇ、私ゲームとか
やらないから、全然わかんないや」

宮「Aちゃん、すごいんだよ、
あっという間に、玉のレベル
超えたし」

ガチャ

玉「俺がなに〜？」

玉森さんが入ってきた

宮「あ、たまー、おはよー」

玉「おぅ、おはー」

ゆるーくみやっちに挨拶すると、
私を見た

私「……おはようございます」

玉「はよ」

スタスタと、私の前のメイク台に
腰をおろす

みやっちが、マチ姉にメイクして
もらってるから、ここに腰を
おろしただけなんだろうけど

それだけの事にドキドキしちゃう

宮「たまー、Aちゃん
すごいんだよ、もう玉のレベル超えたから」

玉「え、まじで？何レベ？」

私「32」

玉「は？なにそれ、ずるしたでしょ」

私「……ずるって。みやっちに
教えてもらっただけだよ」

玉「……みやっち？」

私「みやっち」

玉「ふぅん、俺は？」

俺は？

私「え？」

玉「さんづけ、やめて、
あんな事した仲なんだし」

マ「あんな事って？」

玉「俺にキ……」

私「あーーー！！！
マチ姉、パウダーなくなっちゃったから
買ってきます！」

マ「え？今？笑」

いますぐ、逃げ出したい

玉「ふははっ、落ち着けよ」

落ち着けないよ

玉「お願い、いて？」

私「……」

ほんと、ずるい

絶対、根に持って、からかってる

みやっちとマチ姉は
もう全然違う話をしながら、盛り上がってるし、

私は、もう無言で玉森さんの
メイクをはじめる

宮「じゃ、たま、先行くねー」

みやっちが、居なくなり、

マ「Aちゃん、ちょっと
カメラさんのところ行ってくるね」

マチ姉まで、居なくなり

あろう事か、ふたりきり

ドキドキ

どうしよう

早く終わらせるしかない