小さな幸せ

37 〜Ki side 〜 ページ37

．



私「……んっ、……くるしっ」



……



やば、



とまんねぇかも




さっきまで、すっげーこどもみたいだったのに、



全然違う顔みせてくる



隙間が空いた口に、舌をいれ
絡めとると、ちゃんと応えてくれる





だめだ



完全にハマったかも




北「A、泊まっていい？」




キスの合間に聞いてみると



頷いて、みるみる真っ赤になってく




やっべ、めちゃめちゃ可愛い




手を引いて、ソファーに連れてく




俺が座る前に、立ち尽くすAの
頭を引き寄せて、またキスすると



だんだんと力が抜けて、



俺の肩に遠慮がちに手を置く



その手が、俺に身を任せてるようで



更に胸が高鳴る





Aの腰に腕を回して、向きを変え



ソファーに押し倒して見つめると



うるうるした目で見つめ返される




いいんだよな？




服の下から手をいれると、ビクっとするA




……




北「いい？」




首を振られる




まじか




私「……お風呂、はいりたい」




そっちか、



焦ったわ




北「一緒にはいろっか」




思いっきり、首を振られる




私「絶対むり」



北「絶対とか言うな(笑)」



私「確実にむり」



北「言い方変えただけだし」



私「相当むり」



北「わーかったよ(笑)
行っといで、待ってるから」



私「うん」




ニコッて笑うA



小悪魔しか見えねぇ……




俺、相当やばいんだけど



Aの風呂を待ってる間



もうはちきれんばかりの俺の俺



ぜんっぜんかえってこねーし……



落ち着け、……って思春期かよ




……



……







ブー



ブー



携帯のバイブ音で目覚める



ん？



どこだここ……




北「…………」




玉のポスターが目に入って
すぐわかる、Aんちだ



うなだれる



Aの風呂待ってたら、
寝ちゃってんじゃん



ソファーで、布団かけられてるし……



このせっまいソファーで
無理やり一緒に布団に入ってるA



かわいーじゃねーか……





ブー



ブー



また携帯が鳴る



マネージャーからのモーニングコール




北「あい」



〃北山さん、起きましたか？〃



北「うん」



〃あと30分で迎えに行きますね〃




……まじか

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