Stand by me 〜after story〜4

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藤「いいかげん、泣き止まない？」



私「……むり」




だって、久々に太輔のぬくもり
感じたら、勝手に涙が出てくる




藤「ふふっ、もうさ、肩とか
お腹とか、すっげー冷たいんだけど(笑)」



私「鼻水もついちゃった(笑)」



藤「知ってるわ！」




太輔の首にぐりぐりと
顔を押しつけると、くすぐったいって
笑ってる




私「だいすき」



藤「それも知ってる」



私「ごめんね？」



藤「謝んなくていい、
説教は、明日するから(笑)」



私「へ？」




……説教！




ガバッと、太輔から離れると




藤「ぶはっ(笑)」


吹き出す太輔




藤「ほんと説教嫌いだよね？(笑)」




好きな人はいないと思う……





わたしのほっぺを触って
顔を近づけてくるから




チューしてくれるんだと
目を閉じるけど、




……こない




パチっと目を開けると、
めっちゃ近くで目が合う




……





私「な、なに？」



藤「いや、なんか、ここに居るのが
嘘みたいで……ほんとにAかなって
確認してた」




そんな風に思わせてしまった事に、
心臓がズキっと鳴って




私は太輔の首に腕を回して
自分からキスする




何度も何度も




ここにいるのが、ちゃんと私だって
わかってほしくて




藤「っんんっ、んふっ、ちょ、
わかったわかった(笑)」




可愛らしくない、ぶっちゅーってチューを
されまくってるこのアイドルに



だんだんおかしくなってきて



私「んふっｗｗｗ」



笑いがもれる




太輔も笑っちゃってるし





私「……ニカちゃんじゃなくて、ごめんね？」




おでこをくっつけたまま
謝ると、



藤「ぶはっ(笑)」



吹き出す太輔



藤「これがニカだったら、俺どうしたら
いいんだよ(笑)」




それもそうだｗｗｗ





私「一緒に寝てもいい？」



藤「聞かなくていい、そんなの
あたりまえだろ？」




あたりまえ……



そう思ってくれてると思ったら、嬉しい




私「……着替え、ない」




そう、慌てて出てきた私は、
着替えとか全く持ってきてなかった




藤「でしょうね(笑)」




太輔のスウェットを借りて、
久しぶりの腕の中

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