Stand by me 〜after story〜4

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滝「……俺は男だから、そこまで
Aちゃんの気持ちは
わからないけど、
でも、俺が藤ヶ谷くんだったら、
そんな理由で別れたくない、
Aちゃんがなにより大事だから、
……もしかして、仕事もやめるつもり？」




私「……うん、」




滝「ジュニアの方に戻ってくれば？」




首を振る




だって、別れた後、顔を合わせるのは、
辛すぎる




滝「……ずーっと思ってた事、言っていいかな？」




私「うん」




滝「Aちゃんって、バカだね」




ん？



何言われた？



よく言われるけど……





滝「……なんで1番に自分の幸せ考えられない
んだよ！そんな泣くくらい藤ヶ谷くんの
そばにいたいんだろ？いればいいんだよ！
Aちゃんがいなくなった時の
藤ヶ谷くんの気持ちはどうなんだよ」




はじめての、タッキーの剣幕にびびる




滝「……あ、……ごめん(笑)」



私「……いえ、……はじめてタッキーが
怒ったから、びっくりした」



滝「そうだよね、俺普段こんな怒る
タイプじゃないから(笑)」




……知ってる




それくらい、親身になってくれてるんだって
事も、わかってる




でもね、気持ちは、変わらない



むしろ、結婚する前にわかって
良かったって思ってる



だって、今ならまだ、引き返せる



太輔は、いくらだって人生を
やり直す事ができる





滝「まだ、結論を出すのは、早いよ、
よく考えて？」




……考えたよ




ずごい考えた




その結果なの





タッキーに送ってもらって
家に帰る





藤「おかえり、遅かったね」



私「うん、ただいま」




ごめん、今日だけは



太輔でいっぱいでいさせて



最後にするから





ソファーに座ってる太輔の首に
抱きつく




藤「ふふっ、どした？」



私「どうもしない」




抱きしめ返してくれる



そう、太輔はいつだって、迎えいれてくれる




♪♪〜♪♪ ♪♪〜♪♪

ただ〜いま〜♪ おか〜え〜り〜♪




私「この歌好き」




ライブで歌う歌を聴いていたらしい




藤「うん、俺も好き
歌詞がいいよね、ただいま、おかえりって(笑)」




あたりまえのように、今まで
太輔とこの挨拶をしてきたけど、



もうする事はないんだって
思ったら、胸が苦しかった

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